北朝鮮が弾道ミサイル「火星11型」の製造工場を拡張中で、ロシアへの支援を目的とした動きが分析されています。
要約すると北朝鮮が弾道ミサイル「火星11型」の製造工場を拡張しているとの報告があり、これはロシアへの支援を目的としている可能性があると米シンクタンクが分析しています。
米国のジェームズ・マーティン不拡散研究センター(CNS)は、最近撮影された衛星写真を基に、咸鏡南道の竜城機械連合企業内にある「2月11日工場」での建設活動を確認しました。
この工場は火星11型ミサイルを生産する唯一の施設とされており、追加の組立施設や労働者用の住宅が新たに建設されている様子が捉えられています。
火星11型は北朝鮮の主力短距離弾道ミサイル(SRBM)であり、ウクライナと西側諸国はロシアが北朝鮮からこのミサイルの支援を受けていると考えています。
CNSの研究員は、工場の処理能力を大幅に増加させようとしていることを示唆しています。
ロシアはウクライナ侵攻以降、数千発のミサイルを発射しており、北朝鮮からの追加供給があれば、自国の生産施設への負荷を軽減できると予想されています。
一方で、戦略国際問題研究所(IISS)の専門家は、北朝鮮の施設拡張が自国の武器庫を充実させる目的も考えられると指摘しており、ロシアとの協力のための生産能力の拡張具合は不明であると述べています。
このように、北朝鮮のミサイル製造能力の拡大は、国際的な軍事バランスに影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視する必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/517093c41186c248573a961ee41d0dcc574e0bae