ディズニーグッズの転売問題が深刻化する中、中国人転売集団の行動に密着した様子が明らかに。入園時の巧妙な手法で大量購入を狙う姿が報告されました。
フリーライターの奥窪優木氏は、2023年に中国人の転売集団と共に東京ディズニーリゾート(TDR)での買い付けに密着しました。
TDRは開業40周年を迎える直前で、多くの訪問者が集まっていました。
奥窪氏は、ディズニーの人気キャラクター「ダッフィーとフレンズ」を求める転売ヤーたちの行動を観察しました。
彼らは、入園時にQRコードを複数回読み取ることで、同一商品をより多く購入するための巧妙な手法を用いていました。
具体的には、通常一人あたり3点までの購入制限がある商品について、複数のチケットを使用することで、実質的に12点まで購入することが可能になるという戦略です。
この手法を用いることで、転売集団は利益を上げることを目指しているのです。
奥窪氏の新著『転売ヤー 闇の経済学』では、このような転売ビジネスの実態が詳しく描かれています。
転売はただの経済活動ではなく、様々な社会的、倫理的問題を引き起こしていることが浮き彫りになっています。
特に、人気商品が手に入りにくくなり、一般消費者が不利益を被る現状は、今後も議論の余地があるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/16414d7485305fbe4fe110deef96aecabeb12aaf
ディズニーグッズの転売問題に関するコメントは、多様な意見が交わされていた。
多くの人が、転売ヤーがディズニーにとって上客であり、利益をもたらしているため、実質的な対策が取られていないのではないかと感じていた。
入場チケットを複数回スキャンする「カラ入場」のルールについても疑問が呈され、転売対策としての改善が求められていた。
また、一般客が転売の影響で欲しいグッズを手に入れられない状況が続いており、訪問意欲が減少しているという声も多かった。
特に、家族や友人と久しぶりにディズニーを訪れた際に、転売ヤーの影響で全くグッズが買えなかったという体験談が多く、これによりディズニーの魅力が薄れているとの懸念が示されていた。
さらに、転売問題がディズニーのイメージにも影響を及ぼしているという意見があり、かつての「夢の国」という印象が損なわれていると感じる人もいた。
このように、ディズニーの運営側が転売に対して本腰を入れない理由として、売上が落ちることを懸念しているのではないかとの指摘もあった。
結局、転売ヤーの存在は問題提起を呼ぶ一方で、ディズニーの経済活動においては無視できない要素となっているため、今後の対応が注目されるとの結論に至った。
ネットコメントを一部抜粋
アトラクション一切乗らないのに入園パス1人で複数人分買うとか。
ディズニーからすれば転売ヤーもただの美味しい客だもんな。
子育てが少し落ち着いて、10年ぶりに友達と行くことになり、ワクワクしていたのに。
これは、誰にも転売出来ない。
入場の人数分だけ買うのならば普通にありがたい客だわな。