トラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』が上海で中国語版を発行。日本の魅力を再発見し、訪日客を呼び込む取り組みを強化。
この雑誌は、在日25年以上のアメリカ人編集長、ルーカス・B・B・氏によって運営され、日本各地や世界の魅力を独自の視点で発信している。
PAPERSKYは2002年に創刊され、近年では日英バイリンガルのウェブメディア「PAPERSKY Japan Stories」に中国語版を追加し、中華圏の読者にも支持を得てきた。
特に、中国では新型コロナウイルスの影響から回復しつつあり、観光客は人が多く集まる場所を避け、アウトドアや地方の未知の魅力を求める傾向が強まっている。
PAPERSKYの中国語版は、こうした需要に応じて日本のユニークな自然や文化を文字とビジュアルで紹介することを目指している。
創刊記念イベントには、編集長と中国事業の統括役が出席し、地元の書店やアウトドアショップと連携して多くの参加者を集めた。
また、PAPERSKYは「日本の魅力 再発見」をテーマに、自転車で地方を巡る企画「ツール・ド・ニッポン」を定期的に開催しており、参加者の中には中国からの旅行者も増加している。
特に、今年4月の埼玉ツアーには上海からの参加者があり、12月に予定されている長崎・雲仙のツアーもすでに定員に達していることから、中国からの訪日旅行の需要が高まっていることが伺える。
今後、PAPERSKY中国語版は、アートブック専門書店「Bananafish」との連携を通じて、独立系書店やアウトドアショップ、カフェ、ギャラリーなどとの協力を強化し、訪日観光客、特にリピーター層に向けた新しいコンテンツを展開していく予定だ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fc7e471c111c9e3452fae45b0da1b8f8dec916c8