航空自衛隊の新しい初等練習機に米国製のT-6が選定され、スバルは脱落。長年使用されたT-7に代わる新機体の詳細は未定。
これにより、長年運用されてきた富士重工(現スバル)製のT-7に代わる新たな機体が決定しました。
初等練習機は、飛行経験のない操縦者が初めて進空する際に使用する機体であり、低速での操縦応答性や安定性が求められます。
選定プロセスでは、兼松が提案したT-6とスバルが提案したスイス製のPC-7MKXが評価されましたが、第百商事のトルコ製HURKUSは要求を満たさず、新東亜交易の提案には機体が含まれていなかったため脱落しました。
最終的な評価では、兼松のT-6が高い評価を受け、選定に至りました。
T-6はアメリカ海軍や空軍が使用するプロペラ推進の機体で、原型はスイスのPC-9練習機であり、世界中で広く採用されています。
生産機数は1000機を超え、ライセンス生産か全数輸入かは未定です。
今後の詳細に注目が集まります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/35e08d6a4e046a810ce5df3ba0866aa67c1f82b8
航空自衛隊の新初等練習機T-6選定についてのコメントは、国産機でないことを残念に思う声がありましたが、次期主力戦闘機F-3や次期中等練習機の開発に注力するための選択として理解されていました。
多くのコメントが、初等練習機をライセンス生産または輸入で手早く済ませることの必要性を指摘し、特に経費削減や効率性の観点からも妥当な選択肢であるとされていました。
また、シミュレーターの導入が初歩的な操縦訓練や飛行適性検査においてパイロットの安全を確保する手段として注目されていました。
さらに、初等練習機の選定が少ロットであることから新規開発は求められず、輸入が妥当であるとの意見もありました。
航空自衛隊の訓練生にとって、T-7よりもジェット機に近い操縦感覚を持つT-6は、戦闘機を目指すパイロットにとって良い選択肢とされていました。
一方で、国産にこだわらない経済的な選択が進んでいることに対する懸念も見られ、特に国内産業の保護育成についての意見が多く寄せられていました。
全体として、航空自衛隊の今後の訓練体系や国産機の将来に対する懸念が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
確かに初等練習機が国産機でなくなったのは残念ではありますが。
費用だけの事を考えると全機輸入、というのが最も安く済むんでしょうね。
機数からすると少ロットになるので、新規開発は求められませんし。
航空自衛隊のパイロット訓練生で、米留組はアメリカで最初はこれに搭乗するそうです。
スバル脱落というけれど記事を読むとスバルもスイス製のものを提案していたようですね。