スバルのミニバン「トラヴィック」はOEM車ながら独自の魅力を持ち、7人乗りの快適性と運転の楽しさを追求したモデルです。
トラヴィックは2001年に導入され、当時のミニバンブームに乗って市場に登場しましたが、実はスバル自社開発のモデルではなく、ゼネラルモーターズ（GM）との提携によってOEM供給を受けた「オペル・ザフィーラ」をベースにしています。
スバルは水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなどの特徴を持つ車を作り続けてきましたが、トラヴィックはその流れを踏まえつつ、7人乗りのコンパクトな車体で快適な居住空間を提供することを目指しました。
トラヴィックは「1人で乗っても7人で乗っても楽しい」というコンセプトのもと、合理的なパッケージングと優れた操縦安定性を兼ね備えています。
特に、Sパッケージにはトラヴィック専用のスポーティなデザインが施され、空力性能にも配慮されています。
スバルはOEM車でありながらも、トラヴィックに独自の個性を持たせようとし、インテリアにも工夫が凝らされています。
運転席周りは広々とした視界を確保し、運転しやすい環境を整えています。
こうした取り組みは、スバルが市場のニーズに応えるために努力した結果であり、珍車としての地位を確立した背景には、時代の流れや自動車文化の変遷があることを示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/974ba93cf993941f16b2ffb230d03ea44caa12ed
スバルのトラヴィックに関するコメントは、さまざまな視点からこの車の魅力や問題点を語っていました。
多くのユーザーがトラヴィックのデザインや快適性を評価し、特にハンドリングの良さがオデッセイと比較しても素晴らしかったと述べていました。
また、剛性やシートの肉厚さ、整備性の悪さについても言及され、特に整備に手間がかかる点が不満として挙げられていました。
トラヴィックは価格面で競争力があり、ザフィーラよりも安価だったため、コストパフォーマンスの良さが魅力的だったという意見もありました。
しかし、故障が多かったことや、窓ガラスが落ちるなどのトラブルも報告されており、最終的に他の車に乗り換えたユーザーもいました。
トラヴィックの販売戦略や日本市場での受け入れ方に関しては、スバルの販売網の脆弱さや宣伝の仕方に問題があったとの指摘もありました。
全体として、トラヴィックは独特の魅力を持っていたものの、様々な要因が影響し、期待通りの評価を得られなかった印象が強いコメントが多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
ミニバンブームの時にトラヴィックとオデッセイで迷って、オデッセイを購入しました。
剛性が鬼でしたね。
シートも肉厚で快適でした。
欲しかったザフィーラより100万以上安く、エンジンもパワフルでした。
トラヴィックはどこに乗っても安定していました。
スピードメーターが220くらいまであって、輸入車だなと思わせました。