視覚障害者向け振動ナビゲーション「あしらせ」が安全な移動を実現！
要約すると「あしらせ」は、視覚障害者のために開発された振動式ナビゲーション装置で、目的地までの道順を振動によって案内する革新的なデバイスです。
日本では視覚障害者が自分の行きたい場所へ安全に出かける環境が整っていないことが多く、特に慣れない場所では同行援護を依頼することが難しい場合があります。
これにより、視覚障害者が道に迷ったり、安全確認を怠ったりするリスクが高まります。
この問題を解決するために、株式会社Ashiraseが開発した「あしらせ」は、靴に取り付けたデバイスが足元に振動を伝えることで、進む方向や曲がり角までの距離を直感的に知らせます。
スマホを持つ必要がなく、振動による案内は音声よりも安全確認に集中しやすいという利点があります。
2023年3月のクラウドファンディングでは760万円を集め、初回生産分は完売。
2024年10月には第2弾「あしらせ2」が発売され、こちらも初回生産数が完売するなど、視覚障害者から高い関心を集めています。
開発の背景には、千野歩代表取締役の義祖母の死があり、視覚障害者が一人で移動することへの課題意識が強まりました。
彼はHondaでの技術開発経験を生かし、視覚障害者が抱える問題を解決するために「あしらせ」を生み出しました。
実際に視覚障害者の声を聞くことで、彼らが日常生活で直面する困難を理解し、ナビゲーションデバイスの必要性を強く感じたとのことです。
「あしらせ」は、視覚障害者が安心して移動できる未来を切り開く可能性を秘めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e6921e2eb6b0adb853da3ede9bb7888655753577