日本板硝子がガラス端材を利用してリサイクル光輝材「METASHINE ECO」を開発。CO2排出量を最大30%削減することが期待されている。
要約すると日本板硝子は、2024年12月3日に舞鶴事業所でフロート板ガラスの製造時に発生するガラスの端材(ガラスカレット)を利用し、産業用リサイクル光輝材「METASHINE ECO」の製造に成功したと発表した。
この新しい光輝材は、2026年の上市を目指しており、表面処理プロセスの量産化技術の確立が今後の課題となる。
従来の光輝材は、オリジナルのTAガラスを基材としており、産業用や化粧品向けに販売されてきたが、最近ではエネルギー負荷の低い素材への需要が高まっている。
METASHINE ECOは、通常の製造過程で発生する同一組成のガラスカレットを再利用することが一般的であったが、異なる組成のガラスカレットの有効活用が難しいという課題が存在した。
新たに開発されたMETASHINE ECOは、これまで再利用が困難とされていたガラスカレットを原料として活用することで、廃棄ガラスの削減を実現している。
さらに、「採掘」「海上輸送」「混合」「溶融」といった製造プロセスにおけるエネルギー使用量を削減することで、CO2の排出量を従来品と比較して最大30%削減できることが期待されている。
この取り組みは、環境負荷の低減に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b73d3aac49cf37b99106ae4a58005833974d1c60