マカオで高利貸しの中国人4人が逮捕され、債務者2人が監禁される事件が発生。返済不能に陥った被害者が警察に通報し、逮捕に至った。
要約するとマカオ司法警察局は12月3日、賭博資金を高利で貸し付け、返済不能になった債務者を監禁したとして、20代から40代の自称無職の中国人男性4人を逮捕したと発表した。
事件は11月29日に発生し、男性からの通報により明らかになった。
通報者の友人が高利貸しから借りた金を返せず、マカオ半島新口岸地区のマンションで監禁されていた。
警察が現場に到着した際、4部屋のうち1室で通報者の友人を発見し、同室にいた高利貸しの男2人を逮捕した。
また、別の部屋ではさらに1人の債務者が監禁されており、その中には債務者の身分証を持つ男もいた。
監禁された2人は、28日と29日にそれぞれ高利貸しから5万香港ドル(約96万円)を借り、カジノでのプレイ中に全額を失ったことから監禁された。
彼らは、1万4000香港ドル(約27万円)と8000香港ドル(約15万円)の利息を高利貸しに支払っていた。
被害者の1人は隙を見て友人に警察への通報を依頼し、警察に発見されるまでそれぞれ8時間と31時間監禁されていた。
容疑者は、500香港ドル(約9600円)の報酬を得て債権者を監視していたと供述。
捜査の結果、容疑者4人は賭博目的の高利貸しおよび監禁の罪で検察院に送致され、逃走中の他の関与者の行方も追われている。
また、監禁が行われた物件は無認可の宿泊施設であった。
マカオではアフターコロナで観光客が急増する中、カジノ高利貸しに関わる監禁事件が頻発しており、最近施行された新法により違法貸付に対する刑罰が強化されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b6414f8435bd79d5e14bac0a4ad738d468b56b30