韓国大統領が非常戒厳を宣言も、国会が即座に解除決議を可決。抗議市民が集まり、民主主義を守る意志が示される。
要約すると韓国の尹錫悦大統領は、12月3日夜に「非常戒厳」を宣言しました。
この措置は、韓国議会を支配し、共産主義の北朝鮮に同調する「反国家」勢力とみなされる野党を排除することを目的としていました。
しかし、戒厳令が発令されてからわずか3時間後、韓国国会は非常戒厳解除決議案を可決しました。
禹元植国会議長は、非常戒厳令は「無効」であり、国会議員は「国民とともに民主主義を守る」と宣言しました。
この決議に対して、国会議事堂の正門前には数千人の抗議者が集まり、尹大統領の弾劾を求める声が上がりました。
抗議の市民と警官隊との間で一部もみ合いが発生しましたが、負傷者や大きな物的損害は報告されていません。
尹大統領のこの予期しない行動は、1980年代以降の権威主義的指導者の時代を想起させ、与野党双方から即座に非難を受ける結果となりました。
国民の民主主義に対する強い意志が示されたこの出来事は、韓国の政治情勢における重要な転機を示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ae06a162ca897cd76066ab3898e475dc9a9669b0