シリア西部ハマ県で反政府勢力が政府軍に迫っており、戦闘が激化。4つの町を制圧し、ハマまで10キロに接近。政府軍も反撃を強化中。
要約するとシリアの西部ハマ県での戦闘が激化している。
反政府勢力は12月3日に4つの町を制圧し、ハマ県の県都に向かって進軍している。
特に、サルフィー・ジハード主義グループであるハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)やトルコの支援を受けた武装勢力は、シリア政府の支配地域に侵入し、ハマまでわずか10キロの地点に迫っている。
反政府勢力は、最近数日間でシリア最大の都市アレッポの大部分と、北西部イドリブ県南部の町や村を制圧したと報告されている。
反政府勢力の軍事作戦管理部門によれば、彼らはハマ県内のハルファヤ、タイバト・アル・イマム、マールディス、ソランの各町を占領し、政府軍の兵士50人を殺害したという。
これに対して、英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」も、これらの町が反政府勢力に占領されたことを確認している。
一方、シリア国営通信SANAによると、シリア政府軍はハマ中部で激しい戦闘を繰り広げており、シリアとロシアの空軍による猛烈な爆撃が続いている中、政府軍はその地域での拠点を強化している。
また、シリア政府軍は3日、アレッポと接続するカナシル村を奪還したと報じられている。
このように、シリアの西部では反政府勢力と政府軍の間での攻防戦が続いており、地域の安全保障情勢は依然として不安定な状況にある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8e74be0bd0feaf92b6382adbe28e5d600c36de22