四国での大規模停電の原因と再発防止策を関西電力と四国電力が経産省に報告。調整ミスが復旧遅延の要因に。
要約すると先月、四国地域で発生した大規模停電について、関西電力送配電と四国電力送配電が調査結果と再発防止策を盛り込んだ報告書を経済産業省に提出した。
停電は9日午後8時20分に始まり、約1時間半続き、最大で36万5300戸に影響を及ぼした。
特に徳島県では高齢女性2人が転倒し、病院に搬送される事態となった。
停電の原因は、本州と四国を結ぶ送電線で電気の流れが急増したため、四国側の電力供給を停止する安全装置が作動したことにある。
その後の復旧作業中に、関西電力と四国電力間で調整ミスが発生し、両社の認識がかみ合わなかった。
このことが復旧の遅れを招いた要因とされている。
また、再発防止策として、両社の申合書の見直し、運用者の教育内容や訓練内容の改善が提案された。
これらの内容を含む報告書は、経産省に6日に提出された。
停電の影響を受けた地域にとって、迅速な復旧と再発防止策の実施が求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/56372a4e9015ac54009dc54863cd204b1baad0be