新作ARグラス「XREAL One」シリーズが登場。視野角は最大57度で、ネイティブ3DoF機能により多様なデバイスでの利用が可能に。AR体験の新たなスタンダードを提示。
XREALはARグラス市場でのシェアが高く、今回の新モデルにはベーシックモデルの「XREAL One」と上級モデルの「XREAL One Pro」があります。
特に注目すべきは、視野角がそれぞれ50度と57度に達している点で、これは市販されているARグラスの中でも最大級の数値です。
「XREAL One Pro」は599ドル(約9万円)で、ディスプレイにはソニーセミコンダクタソリューションズの0.55インチMicro-OLEDを採用し、ハーフミラーの存在感が際立ちます。
一方、ベーシックモデルの「XREAL One」は499ドル(約7万5000円)で、0.68インチのMicro-OLEDを使用しています。
新しいXREALシリーズの大きな特徴は、ネイティブ3DoF機能が内蔵されていることです。
これにより、iPhoneなどのスマートフォンでも全機能を利用できるようになり、画面の位置を固定するAir Casting/Follow(0DoF)モードだけでなく、仮想ディスプレイを自由に配置できるAnchorモードや、超ワイド画面を楽しめるUltrawideモードが利用可能になります。
ただし、Apple Vision ProやMeta Quest 3のような6DoFには対応していないため、仮想ディスプレイを回り込むことはできません。
それでも、空間コンピューティングの初歩を体験するには十分な性能を持っていると言えるでしょう。
XREALは、次世代のAR体験を提供するために自信を持って新モデルを市場に投入したようです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/66329c7ac5d4b9af05ee79e74917fd16ce0965c6