QRコード決済は2023年に10.9兆円の決済額を記録し、電子マネーの6.4兆円を大きく上回りました。QRコードの利用が増え、電子マネーは年々減少傾向にあります。
特に、QRコード決済の普及が進んでおり、2023年のデータによると、QRコード決済はキャッシュレス決済全体の8.6%を占め、決済額は10.9兆円に達しました。
これは、前年に比べて約3割の増加を示しており、QRコード決済がクレジットカードに次ぐ第2のキャッシュレス決済手段として確立されたことを示しています。
経済産業省の調査によれば、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%、総額は126.7兆円に達しています。
これに対して、電子マネーの決済額は6.4兆円で、全体の5.1%を占めており、年々その割合は減少傾向にあります。
過去3年間のデータを見ても、電子マネーの割合は2020年の7.0%から2021年には6.3%、2022年には5.5%と右肩下がりとなっています。
このような状況から、QRコード決済が電子マネーを大きく上回る形で普及していることが明らかです。
特に、QRコード決済はスマホアプリを通じて利用されることが多く、2023年にはその利用回数が93億回に達しました。
QRコード決済の急成長は、利便性の向上やキャンペーンなどの影響が大きいと考えられます。
今後もQRコード決済の利用がさらに拡大することが予想され、電子マネーとの競争が一層激化するでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5b9ae5701628661bd8f179e314f4fc514d57d885
コメントでは、QRコード決済と電子マネーの利便性についてさまざまな意見が交わされていました。
特に、鉄道でのタッチ決済については、東急の改札機が出入り兼用であるため、対応が限られていることや定期券の利用が難しいことから、普及が進まないとの意見がありました。
また、JR渋谷駅のような混雑する場所では、タイムラグが生じる可能性が高く、利用者にとってストレスになるとの懸念も示されていました。
これに対して、交通系ICカードのSuicaなどは、大都市圏ではスピードが求められるため、安泰であると考えられていました。
さらに、Paypayについては、自治体のキャンペーンや特定店のクーポン以外ではお得感が薄いとの意見があり、アプリを起動する手間が面倒だと感じる人も多かったようです。
モバイルSuicaのポイント還元については、高い還元率が評価されており、特にエキナカでの利用時にポイントが増える点が好評でした。
一方で、電子マネーの残高上限が低いことが広がりを妨げているとの意見もあり、QRコード決済に比べて不利だと感じる人もいました。
最後に、交通系ICカードの規格の多様性が利用者を混乱させているとの指摘もあり、初期のedyとJR東日本の連携があれば成功していたのではないかとの意見もありました。
ネットコメントを一部抜粋
鉄道でのタッチ決済は、対応改札機が出入り兼用1台のみって駅がほとんどだった。
Paypayはキャンペーン以外ではほぼ使わなかった。
残高2万円分までだから電子マネーでの決済が広がらなかった。
QRコードは残高がだいたい100万円分で全然違った。
交通系はオワコンだと思われていた。