将棋の渡辺明九段が左膝の痛みで対局を投了し、妻の伊奈めぐみ氏が漫画でその経緯を説明。正座による身体への負担が話題に。
妻で漫画家の伊奈めぐみ氏が、彼の状態を漫画で説明し、SNS上で大きな反響を呼びました。
14日に伊奈氏は、夫の状況について旧ツイッター(現在のX)で投稿し、漫画「将棋の渡辺くん」を通じてその経緯を描写しました。
渡辺は13日に行われた千田翔太八段(30)とのA級順位戦6回戦で、強い膝の痛みを訴え、対局を続けることができず投了を申し出ました。
彼は「今日の対局、最後まで指せずに申し訳ありませんでした」と謝罪し、手術の日程が近いことも明かしました。
痛みの程度は日によって異なるが、先週の対局ではそれほどの痛みはなかったと語り、手術を待ちながらリハビリに励む意向を示しました。
伊奈氏の漫画では、渡辺が「前十字靱帯断裂」と診断されたことや、「正座のせいで元々7割くらい切れてたんじゃないか」との告白が描かれ、読者からは「お大事に」といった励ましの声が寄せられました。
また、正座による身体への負担を懸念する意見も多く、将棋界における対局スタイルの見直しを求める声も上がっています。
渡辺は、左膝の怪我のために6月は治療に専念する予定だったが、7月から藤井聡太王位への挑戦が決まったため、手術を延期していました。
伊奈氏は、渡辺の妻であり、将棋界においても注目される存在です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/16a77b27102aeebb20b7b7be2b0eb77cff775756
渡辺明九段が左膝の痛みで投了したニュースに対し、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
特に、棋士の健康問題についての意見が目立ちました。
長年の正座による膝や腰への負担が職業病として問題視され、これからの棋士たちのために対局環境の改善が必要であるという声が多く見受けられました。
具体的には、椅子での対局を増やすべきだとの提案がありました。
コメントの中には、囲碁の趙治勲先生が椅子対局を行った事例が挙げられ、将棋界でも柔軟に対応するべきだとの意見がありました。
また、棋士の健康維持のために、正座を続けることが本当に必要か再考するべきだという意見もあり、渡辺九段の早い回復を願う声が多かったです。
さらに、正座が原因で引退に追い込まれた棋士の過去の事例や、椅子対局の導入が国際化にも寄与するのではないかとの意見もありました。
全体的に、棋士たちの健康を第一に考えた環境改善が求められていることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
将棋も、対局者の健康状態や希望を鑑みて、柔軟に椅子対局を導入すべきだと思う。
棋士の皆さんは幼少からこういう環境にいるので、正座歴が長いですね。
膝や腰の痛みは棋士にとっての職業病と言えるでしょう。
棋士にとってタイトル戦の次に重要な順位戦での投了はご本人も無念だったでしょう。
手術が成功して復活されるのを待っていますね。