南アフリカのFSCAが248件の暗号資産ライセンスを承認。申請件数は420件に増加し、却下理由は事業計画や専門知識の不十分さ。規制遵守期限も延長。
要約すると南アフリカの金融規制当局であるFSCA(金融セクター行動監視機構)は、暗号資産サービスプロバイダー(CASP)のライセンス申請に関して、420件の申請のうち248件を承認したと報じられた。
この数値は、4月時点の承認件数75件から大幅に増加しており、申請件数も374件から420件に増加している。
FSCAによると、今回の申請の中で9件が却下され、106件は申請者が自主的に取り下げた。
また、現在も56件の申請が審査中であり、残りの1件については詳細が不明である。
却下の主な理由としては、「金融アドバイザリーおよび仲介サービス(FAIS)法」に基づく適性要件を満たさなかったことが挙げられ、具体的には事業計画やビジネスモデルの記載が不十分であったり、暗号資産に関する専門知識や実務経験の証明が不十分であったことが指摘されている。
申請が却下された機関は、ライセンス要件を満たした場合に再申請が可能だが、それまではCASPライセンス関連の活動を行うことはできない。
一方で、2023年11月30日までに申請を行った機関については、現在のところCASPライセンス関連の活動が認められている。
また、FSCAは規制試験要件の遵守期限を2025年6月30日まで延長することを発表し、期限を守らない機関には認可の一時停止や取り消しなどの規制措置が取られる可能性があると警告している。
FSCAは2022年に暗号資産を金融商品として宣言し、顧客をリスクから守るための規制が必要であると強調している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4dd5ffa4bb9ea7d002bd2b122d016bcff5f40b16