ロシアで開催されたBRICS首脳会議は、新たに加盟した9カ国が集まり、プーチン大統領が結束を図る一方で、各国の思惑が交錯している。
要約すると2023年10月22日、ロシアのカザンでBRICS首脳会議が開催され、これは新たにイランやエジプトなどが加盟した後、初めての全体会合となります。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国から始まり、現在は9カ国に拡大し、世界人口の45％、GDPの約36％を占めています。
プーチン大統領は、この会議を通じてBRICS諸国との結束を図る狙いがあります。
特に、対欧米の姿勢を強化し、経済的な連携を深めることが期待されています。
会議には中国の習近平国家主席やインドのモディ首相が参加し、個別に会談を行いました。
プーチン大統領は習主席との会談で、両国の関係を「現代の国家関係構築の模範」と称賛しましたが、経済面では西側諸国からの二次制裁の影響を受けているため、中国の銀行がロシアとの取引を停止する事例も見られ、経済協力の難しさも浮き彫りになっています。
ロシア大統領府の関係者は、中国にとってヨーロッパとの貿易も重要であり、ロシアにとっては厳しい状況になる可能性があると指摘しています。
このように、BRICS内では各国の思惑が異なり、プーチン大統領はその調整を図る必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/72ca9de98bcf69d9e4b5b79238870f4329f8ea6b