5道県のろう学校が給食を通じてリモート交流を行い、名物料理を楽しむプロジェクトが5年目を迎えた。
要約すると給食を通じた交流プロジェクトが、北海道、茨城、愛知、島根、熊本の5道県のろう学校で行われており、今年で5年目を迎えた。
このプロジェクトは「ペンタゴン給食」と名付けられ、さらなる参加校の拡大を目指している。
17日には、島根県立松江ろう学校で給食の時間が設けられ、参加者たちは手話を交えながら楽しんだ。
献立には、愛知の名物みそカツや、茨城のレンコン納豆あえ、熊本のタイピーエン、北海道の芋餅などが並び、各地の郷土料理が振る舞われた。
参加者の中には、6年生の安部隼人君がじゃんけんで勝ち、お代わりの芋餅を盛り付ける姿も見られた。
このプロジェクトは2020年2月に、愛知県立豊橋聾学校の提案で始まり、松江ろう学校や北海道立旭川聾学校、熊本県立熊本聾学校、筑波技術大学が賛同している。
リモートでのクイズ大会や気象学習会なども行われ、交流を深めている。
教諭の勝部淳さんは、聴覚障害者が情報を得る機会が少ないことを指摘し、給食や交流会が「気持ちの見える化」を促進する役割を果たしていると述べた。
また、参加した生徒たちは将来の夢を語り、聞こえない人でもできる仕事を創造したいと意欲を見せた。
このように、給食を通じた交流は、障害を持つ子どもたちにとって貴重な学びの場となっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c8ac99be01183d5ac9d4dc6f053b780ea6da1ccc