今季のプロ野球では、セ・リーグで6人、パ・リーグでゼロの60試合以上登板選手が出た。登板管理の徹底が影響し、過去10年と比較しても顕著な変化が見られる。
セ・リーグでは、阪神の桐敷拓馬が70試合で最多登板を記録し、他にも6人が60試合以上に登板した。
一方、パ・リーグでは楽天の則本昂大が54試合で最多であり、60試合以上登板した投手はゼロという結果となった。
この傾向は近年の登板管理の変化を反映しており、特にセ・リーグでは投手交代が多く、リリーフ陣の登板機会が増加している。
過去10年を振り返ると、2014年にはセ・リーグに9人、パ・リーグに10人が60試合以上登板していたが、今季はその数が大きく減少している。
各球団の最後の60試合登板以上の投手を見てみると、巨人は中川皓太が2019年に67試合登板したのが最後で、その後は誰も60試合以上に達していない。
パ・リーグでは、21年以降は特にリリーフ陣の登板管理が徹底されており、オリックスに至っては2018年の増井浩俊以降、60試合以上登板した投手はいない。
リリーフ陣の運用の変化が今後のシーズンにどのように影響するか注目されるところである。
来季は果たして何人の投手が60試合以上登板するのか、期待が高まる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/81b8e898354bdb7a1b8d92290345a7771fc7d5a9
近年のプロ野球において、リリーフ陣の役割が非常に重要視されるようになった一方で、登板過多による選手への負担が問題視されていました。
特に「勝利の方程式」と呼ばれる戦術が確立される中で、リリーフ投手が重要なピースとなり、勝利に貢献する一方で、彼ら自身が連続登板を強いられることが増えてしまったという意見が多く見受けられました。
これにより、選手の健康管理や育成がますます重要になってきたと感じられました。
過去には、阪神の久保田選手が90試合登板を果たし、肩を壊して引退した例もあり、今ではそのような無理を避けるために、各球団がリリーフ投手の登板管理を徹底しているとのことです。
また、オリックスの高山元投手コーチがリリーフ陣をうまくマネジメントして優勝に導いた事例も挙げられ、投手コーチの能力がチームの成績に大きく影響することが再確認されました。
さらに、登板数を抑えるために、各球団が勝ちパターンの投手を複数用意し、選手の負担を分散させる努力をしていることも指摘されていました。
全体として、選手の健康を守りながら、戦力を最大限に活かすためのバランスが求められているという意見が多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
勝利の方程式という戦術が確立されてから、本来は先発への負担を軽減するために存在していたリリーフが勝ちへ繋げるための重要なピースとなって価値が大きく上がった。
リリーフの投手は3連投してもおかしくない場面でも3連投させなくなってきている。
オリックスは経験豊富な高山郁夫元投手コーチがリリーフ陣の完璧なマネージメントで優勝に導いた。
年間60登板を超えると翌年以降のパフォーマンスが落ちる投手が多いという部分が出てるので、いい投手をいい状態で長く活躍してもらうことで戦力として考慮するという意味では当然の流れかと。
個人差はあると思うが故障しない限界点に少し余裕を残した登板数と間隔のよう。