日本製鉄のUSスチール買収が米政府の審査を受け、最終判断がバイデン大統領に委ねられる中、橋本会長はアメリカ市場の魅力を強調。労組の反対や政治的対立が続く中、成長戦略を模索している。
橋本英二会長は、買収計画を進める中で「揉めることはわかっていた」と述べ、アメリカの魅力がトランプ政権以降に高まったと語る。
USスチールは米製造業の象徴的企業であり、全米鉄鋼労組（USW）が反対しているが、労組票を巡る政治的な対立が続いている。
バイデン政権は「米国内で所有、運営されるべき」と消極的な姿勢を示しており、両陣営ともに同盟国企業に対して厳しい姿勢を崩していない。
橋本氏は、米中対立が深まる中での成長戦略を模索しており、アメリカ市場への進出は重要だと考えている。
特に、製造業をアメリカ国内に取り戻す動きが進んでいると指摘し、鉄の需要が最終消費地であるアメリカに戻る流れがあると述べた。
また、社長就任以来、海外進出を目指して改革を進め、過去最大の赤字からV字回復を果たしている。
橋本氏の挑戦は、巨額買収の夢が潰えるのかどうか、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aa6733882bd0e240d88f223c13efbf19c6db515f
日本製鉄のUSスチール買収に関するコメントは多岐にわたり、鉄鋼産業が自動車や造船などの幅広い業界に与える影響が強調されました。
アメリカ側から見ると、代表的な企業が買収されることは望ましくなく、特に軍事的な観点から自国の産業を他国に委ねるリスクを懸念する声がありました。
また、USスチールの労組や株主の意向が買収に影響を与えているという構図も浮かび上がり、外部の反対意見が決定権を持たない状況に疑問を呈するコメントもありました。
さらに、バイデン大統領の判断が重要視され、彼の政治的立場が買収にどのように影響するかについての意見も見受けられました。
買収が成功しても、USスチールの再生には巨額の資金が必要であるため、その資金調達が可能かどうかも懸念されていました。
一方で、買収に対する期待感を持つコメントもあり、成功すれば株価が倍増する可能性を楽しみにする声もありました。
全体として、買収の背景には複雑な政治的要素や経済的なリスクが絡んでいることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
鉄鋼産業は、自動車・造船など幅広くの業界に影響する産業なので、その代表的な企業をアメリカ側から見れば買収されるのは望ましくないと考えるのは普通。
USスチールは買収拒否されたら事業所閉めて大規模リストラするぞと米国政府に脅しかけてる。
結局、日本製鉄は大統領選挙や米政局等に利用されただけですよね。
USSからタスケテと買収話を持ちかけられ、日本製鉄はUSSを買収します！と宣言。
鉄は国家なり。
アメリカの軍需産業を、属国の企業が買収できると思う感性がよくわからないな。