ガザ地区で生後3週の赤ちゃんがクリスマスの寒さで低体温症により死亡。医療体制が崩壊し、子どもの死亡が相次ぐ中、国際社会の責任が問われている。
事件は、ハンユニス郊外のアルマワ市難民村で発生し、シラちゃんの父親マハムードさんは、夜間の気温が摂氏9度に下がったため、娘を毛布で包んで温めようとしたが、テントの冷気を防ぐには不十分だったと語った。
翌朝、家族はシラちゃんの凍死した姿を発見し、唇は紫色に変わり、肌は青白くまだらになっていた。
家族は急いで病院に運んだが、既に手遅れで、ハンユニス・ナセル病院の小児病棟責任者アフマド・アルファラさんは、シラちゃんの死因が低体温症であることを確認した。
また、過去48時間内に他にも低体温症で死亡した赤ちゃんが2人おり、1人は生後3日、もう1人は1カ月の赤ちゃんだった。
ガザ地区の保健省によれば、昨年10月7日のハマスによる攻撃以降、1万7600人以上の子どもが死亡している。
国連のフィリップ・ラザリーニ事務局長は、ガザ地区では1時間ごとに子どもが1人亡くなっていると警告している。
医療スタッフは、イスラエルの攻撃によって医療システムが麻痺し、子どもたちが適切な治療を受けられない状況にあると指摘。
現在稼働している新生児病棟は20%に過ぎず、医療用品も著しく不足している。
国連児童基金のロサリア・ボレンさんは、戦争による子どもたちの犠牲は国際社会の共同責任を再認識させるものであり、一世代の子どもたちが権利を侵害され、未来を破壊される苦痛を経験していると述べた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c3eef9e8e569e10e7ee23ceca224d589811663ea
ガザ地区の寒さで赤ちゃんが亡くなったニュースに対して、コメント欄には様々な意見が寄せられました。
多くの人が国際社会の責任について考え、特に子供たちの命が守られるべきだとの声が強調されました。
あるコメントでは、過去に寄付を行ったが、当事者に解決しようとする意志が見えず、無駄に感じて寄付をやめたという体験が語られていました。
戦争の中で子供を持つことに対する疑問も多く、日本人の感覚からすると理解しがたいという意見があり、歴史的な文脈を引き合いに出して生活が苦しい中での子供の誕生について言及されていました。
また、ハマスが無条件降伏していれば、赤ちゃんの命が救われたのではないかという意見もありました。
さらに、ロシアやイスラエルの行動について「鬼畜の所業」との厳しい批判も見受けられ、国際情勢に対する深い憤りが表現されていました。
全体として、命の大切さや国際的な責任についての意識が高まっていることが伺えました。