ビットコインが6万6000ドル、イーサリアムが2490ドルを下回るなど、暗号資産市場が全体的に下落しています。特にイーサリアムはビットコインに対して新安値を更新し、市場の不安が広がっています。
23日の市場では、伝統的な金融市場と同様に、暗号資産全体が下降トレンドに見舞われました。
特に、CoinDesk 20 Index(CD20)によると、時価総額上位20の暗号資産は24時間で2.6%の下落を示し、チェーンリンク(LINK)は7.6%の大幅な減少を記録しました。
この中で唯一の上昇を見せたのはインターネットコンピュータ(ICP)で、1%の増加を果たしました。
ビットコインの下落は2.3%で、イーサリアムは2490ドルを下回る結果となりました。
さらに、ソラナ(SOL)は169ドルで横ばいを維持し、強さを見せています。
特に注目すべきは、ETH/BTCレシオが2021年4月以来初めて0.038を下回ったことで、イーサリアムはビットコインに対して新たな安値を更新しました。
これにより、イーサリアムとソラナに対する市場の見方が揺らいでいます。
GSRのリサーチディレクター、ブライアン・ルディック氏は、ビットコインとソラナの最近のパフォーマンスは特有の出来事の影響を受けているため、イーサリアムとの比較は適切でないと指摘しています。
具体的には、ビットコイン現物ETFの成功とFTXの破綻からのソラナの復活が影響を与えています。
また、米国の選挙が近づく中、暗号資産に友好的なドナルド・トランプ氏がリードしているものの、選挙日までに市場が上昇するのは難しいとの見解も示されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/264686710f784dddb27bb32af1b5954ea7290c7b
ビットコインとイーサリアムの急落が報じられたことで、ネット上のコメントでは暗号資産市場の不安定さが強調されていました。
一部のユーザーは、仮想通貨は中央集権型の通貨とは異なる非中央集権型の資産であり、長期的にはその価値が上がると期待している様子が見受けられました。
また、過去の価格変動を例に挙げ、短期的な下落に対して冷静な見方を示すコメントも多くありました。
特に、過去に大きな下落を経験した資産が復調した事例を挙げ、今後の回復を期待する意見が目立ちました。
さらに、暗号資産の安定性についての議論もあり、円通貨と同様にポートフォリオに組み入れることが可能だとの見解もありました。
市場のボラティリティに対する理解や、投資における心理的な側面についても触れられ、特に「買いたくないときが買い時」という逆張りの考え方が広がっていました。
全体として、短期的な価格の上下に対して過度に反応するのではなく、長期的な視点を持つことが重要であるという意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
仮想通貨は国が発行する中央集権型のお金と違う、非中央集権型のお金であり資産。
ETHが目立って弱いけど、バブル前は例年の様に「終わった」等、言われてるからなぁ。
下がったり、暴落の時だけニュースになるね。
株もそうですが上がりそうだと思って買ったら下がり、ヤバいと思って打ったら上がる。
いまだにビットコインの存在価値を理解できないんだよなぁ。