北海道のヴェルサイユリゾートファームが、引退馬の新たなビジネスモデルを提案。馬たちが自らの個性を活かし、収益を上げる運営を目指している。
この牧場は、寄付や預託料に依存する従来のモデルから脱却し、馬たちが自らの個性を活かして収益を上げる運営を目指しています。
岩﨑崇文社長は、馬を「一緒に働くビジネスパートナー」として捉え、引退馬たちが余生を過ごすのではなく、今を生きる存在としての可能性を追求しています。
特に注目されるのは、ダービー馬タニノギムレットや砂の王者ワンダーアキュートなど、個性的な馬たちのキャラクター化です。
タニノギムレットは「破壊神」として牧柵を壊す特技を持ち、その木材をグッズに変えるプロジェクトがファンの支持を集めています。
また、ワンダーアキュートはハンチング帽をかぶって絵を描く姿が人気を博し、彼自身も「画伯」としての地位を確立しています。
これらの取り組みは、馬の個性を引き出し、ファンとの新たな繋がりを生むことに成功しています。
さらに、岩﨑社長はインドア馬場の建設を目指し、クラウドファンディングを通じて資金を集めるなど、引退馬の新たな活用方法を模索しています。
馬たちが自らの価値を生み出すこの新しいビジネスモデルは、引退馬に対する社会の見方を変える可能性を秘めており、今後の展開が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fb3c680129c36115829852363c916ef2a066d672
競走馬の引退後の呼び方に関する議論が多様であったことが印象的でした。
多くのコメントでは「引退馬」という呼び名に対して敬意や愛情を持つべきだという意見があり、単に言葉の問題ではなく、馬たちの余生についての理解が重要だとされていました。
また、引退馬協会と新しいビジネスモデルを提唱するヴェルサイユファームとの間には意見の相違があり、両者の正当性を認めつつも、対立的な関係が印象を良くないものにしているとの指摘もありました。
引退馬に新しい役割を与えることへの懸念もあり、競走馬時代と同じような厳しい生活を強いることが動物福祉に反するのではないかという意見もありました。
さらに、「引退馬」という呼び方を変えることに対して疑問を持つ声もあり、引退後の馬たちがどのように余生を過ごすかが重要であるとされました。
引退馬の存在意義や生き方を見つめ直す必要があるとの考えが強調されており、引退馬に対する理解を深めるための議論が続いていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
そもそも呼び方が問題ではなくて、その馬たちにどこまで敬意と愛情をあげられるか。
引退馬は悠々自適の生活を送らせるべきという意見がある一方で、稼ぐべきという考え方もある。
引退馬って言葉のイメージを変えていけば良いだけだと思うよ。
引退後に食肉処分される事が動物福祉に反するという考えから、引退馬を繋養する事が論じられている。
引退した競走馬をビジネスに使う事を受け入れ難いという意見があった。