個人間カーシェア「エニカ」が2024年10月にサービス終了。運営企業の赤字やトラブルの多発が背景にあり、個人間カーシェア市場は縮小傾向。
このサービスは2015年9月に開始され、約10年間にわたり愛車を登録したり利用した人々に親しまれてきました。
しかし、エニカの終了は、dカーシェアのマイカーシェアやGO2GO、CaFoRe、CAROSET、ridenowなど、他の個人間カーシェアサービスの運用停止に続くもので、個人間カーシェア市場全体が縮小していることを示しています。
個人間カーシェアが消えつつある理由の一つは、運営企業がサービスを継続しても会員の大幅な増加が見込めないと判断したことです。
企業は継続的な運営にあたり、社員への給与支払いなどの経費が発生しますが、赤字が続く中での運営は難しいとされています。
また、個人間カーシェアでは高額な車両の貸し借りが行われるため、トラブルも多発します。
これには、事故や損傷、さらには裁判沙汰に発展するケースも含まれ、運営企業にとってはリスクが大きいビジネスモデルとなっています。
こうした背景から、個人間カーシェアリングサービスは今後ますます厳しい状況に追い込まれる可能性が高いと考えられます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/61f2802c8ea4fdf5de592e98ff97cac4be3a2453
エニカのサービス終了は、個人間カーシェア市場の縮小が予想された結果と多くのコメントが述べていました。
特に、自動車を他人に貸し出すことに対するリスクやトラブルの可能性が強調されており、日本人の車に対する愛着がこのビジネスモデルには合わなかったという意見が多く見られました。
多くのコメントでは、愛車を他人に貸すことへの懸念が表明され、特に「見知らぬ他人に大切な車を貸すなんてあり得ない」といった声がありました。
また、運営側のビジネス設計についても「売上見通しが甘かった」との厳しい意見がありました。
利用者側も、自分の車が事故を起こした場合の責任や、貸し出し時のトラブルを事前に考慮していない人が多かったという指摘がありました。
さらに、個人間カーシェアは、都市部での交通手段が整備されている場所でしか成り立たないとの意見もあり、地方では車が必要不可欠であるため、カーシェアの需要が低いという現実も浮き彫りになりました。
全体として、個人間カーシェアは日本の市場には適さないビジネスモデルであったという結論が多くのコメントに見られました。
ネットコメントを一部抜粋
始まる前から誰もが想定出来て、その通りになっただけの話ですよね。
自動車は財産というか資産というか、とにかく動産、それをどこの誰とも知らない赤の他人に貸し出すとか、自分なら絶対に嫌だ。
頭で考えて経済効率とかだけで先行したやり方だよね。
海外のビジネスモデルを日本で焼き直して儲けようという考えは悪くない。
車に対する愛着度が世界でもダントツに高い日本で、こんなの成功するわけが無い。