ハラリが語る物語の力と情報社会の課題

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ユヴァル・ノア・ハラリが新著で、物語が人を結びつける力を解説。情報が氾濫する現代において、真実を守るためには質の高い情報が不可欠であると警告。

要約するとイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが新著『NEXUS 情報の人類史』について語った。

彼は人類の特性として「物語を語る力」を挙げ、これが集団行動を可能にする重要な要素であると述べた。

ハラリは、歴史的な事例を通じて、ナラティブが情報ネットワークを形成する役割を強調し、特に宗教が人々を結びつける力を持っていることを例示した。

彼は、イエス・キリストの肖像が実際の姿を知らないまま作り上げられ、多くの人々の心を一つにしてきたことを指摘。

キリスト教の物語が貧しい人々を助ける慈善活動を促す一方で、戦争や異端審問などの悪影響ももたらしたことを述べた。

また、現代社会では情報が氾濫し、誤情報やプロパガンダが蔓延しているため、単に情報を増やすだけでは解決にならないと警告した。

ハラリは、情報の質とその伝達方法が重要であり、物語を通じて人々がどう結びつくかが、今後の社会においてますます重要になると考えている。

彼の意見は、情報社会における真実の価値や、物語の力を再認識させるものであり、今後の人類の行動に影響を与える可能性がある。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c1c24a304d5893a16f9ab9fd4306f539fc639029

ネットのコメント

コメントは、ハラリ氏が語った物語の力と情報社会の課題に関する多様な視点を反映していました。

多くの人が、歴史や情報の真実を選択的に受け入れる傾向があることを指摘し、情報の受け手が自らの価値観に基づいて情報をフィルタリングすることの重要性を強調していました。

特に、教育や経験が価値観を形成し、共通のナラティブを持つことが社会生活において不可欠であるとされました。

また、資本主義が他の物語を淘汰しつつある現状に対して懸念を示す声もありました。

さらに、情報過多の時代において、真実の判断が難しくなっていることや、オールドメディアと新しい情報源の関係性についても意見が交わされ、特にSNSやインターネットの影響が大きいことが浮き彫りになりました。

情報の質や信頼性についても疑問が呈され、特に誤情報やプロパガンダの危険性について警鐘が鳴らされる場面もありました。

全体として、情報の受け手が自らの判断力を高め、真実を見極めることが求められるという共通の認識があったようです。

ネットコメントを一部抜粋

  • 歴史が典型だが、一面的な「真実」を取捨選択するだけで歪んだナラティブを作り上げることができる。

  • 宗教はその中で最も大きな物語の一つでしょうが、それ以上に近年力を持っている物語が資本主義ではないでしょうか。

  • 真実且つ良質な情報が飲料可能で良質な水の料金と同額となり、その両方が存在する国が世界に広まってこそ初めて真のサピエンス社会が構築される。

  • 昨年一年の日本を見ていると、オールドメディアや権力にある者たち一握りの層が独占していた情報を、それ以外の層でも手に入れられる時代に変わったことを実感する。

  • 決してネットにこそ真実があるとは思わない。

    それでも昨年の様々なこと、例えば衆院選や兵庫県知事選はオールドメディアが相対化されたいい例だと思う。

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