介護施設への親の入居は、拒否や経済的問題など多くのハードルがあり、家庭ごとの状況が影響します。
83歳の母親の介護が始まった月野さんは、自宅での介護に限界を感じ、母親の施設入居を決意しますが、入居までに1カ月待たなければならないという現実に直面します。
そんな中、地域包括支援センターに相談し、今後の方針を考えることになります。
介護施設探しは多くの家庭にとって容易ではなく、月野さんの体験を基に、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんがアドバイスを提供します。
施設入居には主に3つのハードルがあるとされています。
まず1つ目は、親が施設入居を拒否することです。
多くの高齢者は「絶対にイヤだ」と感じるため、入居を進めることが難しくなります。
しかし、月野さんの母親はプロに介護されることを望んでいたため、施設の話を聞いて喜んでくれました。
2つ目のハードルは、きょうだいや親戚からの反対です。
実情を知らない家族が「まだ大丈夫じゃない?」と反対することが多く、親戚からは「親不孝だ」と非難されることもあります。
月野さんの家族は比較的理解があったため、幸運でした。
3つ目は経済的な問題です。
介護施設は月に30万円以上かかる場合が多く、経済的余裕がない高齢者も多いのが現実です。
月野さんの母親は貯蓄があり、一定の経済的余裕がありましたが、全額自費で長期入居するのは難しい状況でした。
地域包括支援センターが保険外のショートステイを紹介するケースは少なく、特に高額であるため、通常は介護保険を利用してのショートステイを待つことが一般的です。
このように、親の介護施設入居には多くのハードルがあり、家庭ごとに異なる状況があることが強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bf76065131efe0df1b7621deaaf844ecacef92f0
介護施設への入居に関するコメントは、さまざまな視点からの意見が寄せられていました。
多くの人が、同じ種類の施設であっても、施設ごとに異なる点が多いことに言及し、特にサ高住などの選択肢があることを指摘していました。
介護を受ける側の住環境や費用について、介護者が事前に準備をしておくことが重要であるとされ、介護は予防と段取りが必要だという意見がありました。
実際の介護現場では、記事で紹介された内容以上に多岐にわたる事情が存在することも理解されていました。
また、入居を検討する際には、聞くことよりも実際に体験し、理解を深めることが大切であるとの意見もありました。
現実には、介護職とその役割を理解していない家族も多く、教育が必要だという声も上がりました。
さらに、兄弟間での意見の対立がある場合には、親を別の家族に預けることを提案する意見もあり、家族間のコミュニケーションの重要性が再認識されました。
ネットコメントを一部抜粋
同じ種類の施設なのに施設毎に違いがあるからです。
一番良いのは聞く事より体験し理解する事。
現実介護職と小間使いの区別すら分からない家族や入居者がいるのも現実。
過度のクレームをニーズと頭で変換して介護の現場を混乱に陥れる。
兄弟が反対するなら、その兄弟の家に親を送りつけたらいい。