新たな深夜割引システムの導入が延期され、物流事業者に影響が出ることが懸念されています。理由はシステム整備の遅れで、データ処理の複雑さが影響しています。
NEXCO3社は、当初2025年3月末に実施する予定でしたが、システム整備に時間がかかるため、2025年夏頃に延期すると発表しました。
西日本社長の村尾和俊氏は、物流事業者に対して理解を求めるコメントを出しました。
現行の深夜割引制度では、対象時間内に高速道路を走行することで30%の割引が適用されますが、利用者が目的地まで走行した後、割引時間帯に入るために長時間SAやPAに駐車するケースが増加しており、違法駐車も問題視されています。
また、短い深夜時間帯に運転することによる労働環境の悪化も懸念されています。
新制度は、これらの課題を解決することを目指していますが、データ処理の仕様がNEXCO各社で異なるため、システムの調整に時間がかかっています。
新たな割引制度では、走行距離に基づいて割引が計算されるため、通行時間の把握が重要になります。
これに伴い、ETC無線通信専用アンテナを設置し、通過記録を取得することが計画されています。
しかし、プライバシーの問題やデータ処理の複雑さから、実現には時間が必要です。
深夜割引の延期は、将来的な「ロードプライシング」の導入や新しい高速道路料金の議論にも関わる重要なステップとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27a6dc88dfd75afb7d6f1de0954ef1bf187d0753
コメントでは、深夜割引システムの複雑さや不透明さに対する意見が多く寄せられていました。
特に、割引が適用される条件が厳しく、渋滞や事故によって割引が受けられない可能性があることに驚きや不満が表明されていました。
利用者が自分の運転以外の要因で割引を失うことは、非常に不公平だと感じている人が多かったようです。
また、制度の変更が急で、計算が複雑になることで、ドライバーにとっての負担が増えるのではないかという懸念もありました。
さらに、運送業界やトラックドライバーの労働環境に対する影響も指摘されており、夜間走行を強いられることへの不安が語られていました。
シンプルな割引制度を求める声も多く、例えば、走行距離に応じた割引や、時間帯を広げた割引制度の導入を提案する意見がありました。
全体として、利用者の利便性や理解しやすさを考慮した制度の見直しが求められていることが強く感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
どんどん制度が複雑化していきますね。
事故渋滞に巻き込まれたら、割引がなくなる可能性があるということが、驚きです。
急に割引上限など設けるなど突然の仕様変更などするから計算が複雑になる。
そもそも高速道路は将来無料になるという前提で料金設定されていたはずなのに。
なぜ、こう複雑な仕組みにするのか。