坂東玉三郎が大阪松竹座で『初春お年玉公演』を開催し、満席の客席に感謝。新年の挨拶や演目の魅力が観客を魅了した。
要約すると歌舞伎俳優の坂東玉三郎が3日、大阪松竹座で『坂東玉三郎 初春お年玉公演』の初日を迎え、観客で満席となった客席に喜びを表しました。
玉三郎は、新年の挨拶を行い、今年で5年連続の開催となるこの公演を振り返りました。
特に、コロナ禍の影響で道頓堀が閑散としていた2001年を思い出し、現在の賑わいに感謝の意を示しました。
公演では、地唄『残月』が演じられ、お正月にふさわしい清々しい気持ちを観客に届けることを意図した演目として選ばれました。
玉三郎は、月夜に白地の衣装を纏い、儚い命の表現を見事に舞い上げ、観客を魅了しました。
続いて上演された『長崎十二景』は、玉三郎が30代後半に初めて手掛けた作品で、約37年ぶりの再演となります。
この作品は、竹久夢二の美人画からインスパイアを受けたもので、異国情緒あふれる音楽の中、玉三郎が演じる女性が恋心を抱きながら男を待つ場面が描かれます。
雷鳴の中での幻想的な演出や、別れの手紙を渡すシーンなど、観客の心を打つ感動的なストーリーが展開されました。
1月8日までの『初春お年玉公演』の後、1月11日から26日まで『片岡仁左衛門坂東玉三郎初春特別公演』が上演される予定で、仁左衛門と玉三郎の共演は19年ぶりとなります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4ab9905c6440489ea4a65281d6e4b598ec1e23b8