JR久留里線の末端区間が廃止の危機。利用者激減で経営が厳しく、地域交通の見直しが進む。
この区間は、1987年の発足時には1日あたり823人が利用していたのに対し、2023年には64人と大幅に減少しています。
経費が収入を大きく上回り、同社で最大の赤字区間となっており、1列車あたりの平均乗客数はわずか3.8人です。
存続する木更津~久留里間も同様に利用者が減少しており、1987年の4446人から2023年には1072人にまで減っていますが、運行本数は変わっていません。
JR東日本は、イベント列車の運行や「駅からハイキング」などの施策を通じて利用促進を図ってきましたが、赤字は増加の一途をたどっています。
地元自治体とJR東日本が行った「沿線地域交通検討会議」では、自動車中心の交通体系への移行が提案され、廃止の方向性が強まっています。
現在、久留里~上総亀山間は日中最大5時間39分も列車が運行されない時間帯があり、東京からのアクセスも悪く、利便性の低さが利用者の減少に拍車をかけています。
このような状況を受け、久留里線の末端区間の存続が危ぶまれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/94e10b0f7e38266fe440442bf561f3692cdcbb22
久留里線の廃止危機に関するコメントでは、地域交通の未来について多様な意見が表明されました。
多くの人が、久留里線の廃止が現実味を帯びる中で、鉄道ファンの行動や地域交通の現状に言及しました。
特に、廃止が報じられると乗客が急増するいつものパターンや、廃止を阻止するための動きが限られていることが指摘されました。
赤字路線を維持することは難しく、バスや自家用車への移行が進む中で、鉄道の存続が厳しい状況にあると感じる人が多かったです。
また、鉄道ファンの行動についても疑問視され、撮影目的で訪れるだけの人々が多いことが批判されました。
さらに、地域における交通手段の選択肢として、バスやレンタカーの利用が増えていることも言及され、今後の交通網についての再考が求められていました。
久留里線の存続を願う声もありましたが、現実的には赤字を補填する手段が見つからない限り、厳しい状況が続くと考えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
廃止見込み路線は混むだろうな、と思いやめました。
廃止が報じられるや否や、駆け込み的な乗客や訪問者が激増するいつもの構図。
あまりの赤字路線はバスやMaaSに転換して地域にあった交通網にすべきだと思います。
鉄道は大量輸送しないとモトがとれない商売。
廃止阻止のための動きしているのって、JR東とギリで記事にある温泉宿だけなんですよね・・・。