北朝鮮当局がロシアで死亡した兵士の遺族に口外禁止の誓約書を強要し、戦死証明書を授与したことが報じられた。遺族は悲しみの中で帰宅した。
要約すると最近の報道によると、北朝鮮当局はロシアに派遣された北朝鮮兵が戦死した際、その遺族に対して口外禁止の誓約書に署名させていたことが明らかになった。
米政府系放送「ラジオ自由アジア（RFA）」の報道によれば、北朝鮮では、ロシアに派遣された兵士の死が公に伝えられず、遺族だけが呼ばれて戦死証明書が授与されたという。
平安南道の消息筋によると、遺族は党の行事に参加するよう指示を受け、そこで特殊部隊に所属していた弟の戦死証明書を渡された。
党の幹部は、遺族に対し「組織の名誉を懸けて聖なる戦闘訓練に参加し、死亡した」と説明した。
参加した遺族は十数人であり、ほとんどが北朝鮮軍の特殊部隊「暴風軍団」に所属していた。
遺族は死亡の事実を察しながらも、当局から「この内容を外で話さない」という書類に指紋を押すよう強要され、悲しみの中で帰宅したという。
別の消息筋は、戦死証明書の授与が異例であり、通常は軍部隊が遺族に説明を行うが、今回は党の組織が遺族を呼び出し、詳細については一切説明しなかったと指摘した。
また、今月だけで一つの地域で10人以上の遺族に戦死証明書が授与されたことから、派遣された兵士の死者はさらに多いのではないかとの見方も広がっている。
北朝鮮は昨年10月にロシアを支援するために約1万2000人の軍人を派遣しており、米国政府はこの戦闘で1000人以上が死傷したと報告している。
北朝鮮軍の交戦参加は効果を上げていないとの指摘もある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c74a59733640598bbf1e56f4c9100b35a7492b98