JR九州の社長が列車の自動運転拡大に意欲を示し、鉄道の維持の重要性を強調。赤字ローカル線の再考や交通体系の議論も促す。
昨年3月から香椎線で本格運用を開始した自動運転は、ボタン一つで出発から停止まで自動で制御でき、運転士の乗務が不要です。
この技術により、人手不足の解消やコスト削減が期待されています。
古宮社長は、鉄道の設備を簡素化し、効率的な運営を目指す意向を示しました。
特に、利用客が大幅に減少した赤字ローカル線については、運営の必要性を再考する必要があるとし、利用者に対してその価値を再確認するよう訴えました。
さらに、高速道路網の整備が進む中で、自家用車への移行が進んでいる現状を指摘し、生活に適した交通体系についての議論を促しました。
また、西九州新幹線の新鳥栖―武雄温泉間の整備については、具体的な進展は示されませんでしたが、課題解決に向けて少しずつ進めていく姿勢を見せました。
これらの取り組みは、JR九州の持続可能な運営と地域交通の未来に向けた重要なステップとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3ff7817f6c2765f1007f909552ae60e12ad8b4ec
JR九州の列車自動運転拡大に関するコメントは、期待と不安が入り混じっていました。
自動運転の導入が進む中、特に緊急時の対応についての懸念が多く見られました。
例えば、運転士が乗務しない列車に対する不安が広がり、人口が少ない路線では緊急対応が難しくなる可能性が指摘されていました。
また、過去に発生した緊急事態の経験から、運転士だけに任せるのではなく、他のサポート体制を整える必要があるとの意見もありました。
さらに、自動運転による人件費削減が、サービス改善や車両の更新に使われることを期待する声もありました。
安全面では、過去の事故を引き合いに出し、安易な自動運転化を避けるべきとの意見がありました。
経営面では、民営化の限界や公共交通機関としての責任が問われ、地域間の格差を平準化するための持株会社の設立や、国営化の必要性を訴える声もありました。
全体として、JR九州の自動運転拡大に対する期待と共に、安全性やサービスの質を維持することが重要であるとの認識が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
JR九州香椎線の自動運転は、他線区の自動運転と違い、信号は色灯式で保安システムはATS系、更に踏切なども普通にある。
以前、JR九州の列車を利用した時、乗客が酒に酔って体調不良で緊急ボタンを押して、駅と駅の間で突然ストップした事があった。
列車の自動運転で運転士が乗務しない列車に不安を感じる利用客が続出すると思った。
人件費削減したその増収分はぜひ車両の更新、増結などのサービス改善にお願いしたい。
鉄道会社が電車を自動運転化したところで、削減できるのは運転資格の免許を持たない職員を運転士代わりに乗せられる、そのあたりの人件費くらいか。