第二次世界大戦の巨大飛行艇「マーティン・マーズ」がカナダの航空博物館へ運ばれる。ウェスタン・スターのトラックがその輸送を担当し、航空消防の歴史を伝える展示が行われる。
この飛行艇は、米軍が本土やハワイ周辺の防衛のために開発を計画したもので、当時としては世界最大級の航空機でした。
開発は難航し、試作機が完成した1942年には既にそのコンセプトが時代遅れとなっていましたが、最終的に7機が製造されました。
マーティン・マーズはその後、山火事の鎮火用に改造され、長い間森林消火機として活躍しました。
今回の輸送は、コールソン・アビエーションが博物館への運搬を依頼したもので、ウェスタン・スターの「4900SF」トラックが使用されました。
このトラックは、全長120フィート(約36.6メートル)の飛行艇をビクトリア空港からブリティッシュ・コロンビア航空博物館に運搬し、航空消防の歴史を後世に伝えるための常設展示として設置される予定です。
この記事は、歴史的な航空機の輸送を通じて、過去の航空技術とその影響を再評価する機会を提供しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/816d70a2c06b4623f202cdf1cb2c6d87c9db6df6
コメントの内容は、マーティン・マーズ飛行艇が博物館に運ばれることにより、日本の飛行艇技術の歴史とその意義が再評価されるという見解が多くありました。
特に、二式大艇については歴史的な価値が高く、保存や修復に力を入れてほしいとの声がありました。
敗戦国としての立場を超え、当時の最先端技術を誇るべきだという意見が強調されました。
また、日本の飛行艇が持つ特性やその後の利用状況についても言及され、戦後の米国では飛行艇による海上救難があまり行われなかったことが指摘されました。
さらに、飛行艇の消火用途や日本国内での活用の必要性についても議論があり、日本のUS-2は過剰性能で高価なため、販売が難しいという現実が浮かび上がりました。
全体的に、飛行艇技術の重要性やその保存に向けた国の努力が求められるとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
日本の飛行艇や水上機の優秀性が語られることが多いが、結局は日本の全体的な技術が劣っていたことの証明でもある。
鹿屋の二式大艇も歴史的価値が大いにある。
可能な限り保存修復に力を入れて欲しい。
飛行艇は大規模山林火災の消火用途という需要はあるが、日本のUS-2はその用途には過剰性能な上に高価過ぎてまず売れない。
お台場で川西の二式大艇を見たことがあります。
巨大な機体で驚いたものです。
離島の多い日本、もっと飛行艇を活用すればよいのにと思う。