JR北海道がダイヤ改正で東根室駅を含む5駅を廃止。利用者減少とバス路線整備が影響し、64年ぶりに地図が変わる。
廃止されるのは東根室駅を含む5駅で、残りは南幌延、雄信内、抜海、東滝川の各駅です。
東根室駅は昭和36年に開業し、無人駅ながら鉄道ファンにとっての「聖地」として人気を博していました。
しかし、近年は利用者が減少しており、特に近隣の高校生が利用するバス路線の整備が進んだことで、乗車人員は直近5年間で平均7.8人となりましたが、JR北海道が廃止の基準とする3人を上回ったものの、廃止が決定されました。
これにより、根室駅が再び日本最東端の駅としての称号を得ることになります。
根室市は、観光促進に向けて根室駅を中心にイベントを開催することを期待しています。
また、幌延町では秘境駅を活用したまちづくりを進めており、毎年クリスマスには鉄道ファンが集まるイベントを開催していますが、維持管理費の高騰により、一部の駅の維持が難しくなっています。
特に南幌延駅と雄信内駅は、今後の修繕費用が見込まれるため、維持を断念する可能性が高いとされています。
これらの動きは、北海道の鉄道網の縮小を象徴するものであり、地域の交通手段としての鉄道の厳しい現状を浮き彫りにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6c26c477978b09264cf634fde1ad76d1702f20e0
北海道の鉄道地図が変わるというニュースに対するコメントでは、64年ぶりの廃止に対してさまざまな意見が寄せられました。
特に秘境駅についての意見が多く、利用者の少ない駅の廃止は仕方がないとの見解がありました。
鉄道ファンの中でも、実際に訪れるのはハードルが高いという声があり、単なる観光地としての存在意義に疑問を持つ人もいました。
また、北海道の鉄道の歴史を振り返り、明治期からの発展の中で鉄道がいかに重要な役割を果たしてきたかを考えるコメントもありました。
それに対して、廃線や駅の廃止は地域の衰退を象徴するものであり、今後の日本全体の問題として捉える意見も見受けられました。
さらに、JR北海道の経営についての批判や、税金を使ってまで路線を維持することの難しさについても言及されていました。
一方で、現実的に人が住まない地域では、鉄道の運行が難しいことも理解されており、今後も廃駅が増える可能性が高いとの見解が示されました。
全体として、廃止に対する寂しさや懸念が表れつつも、現実を受け入れるという冷静な視点もありました。
ネットコメントを一部抜粋
秘境駅にも格というものがあり、小幌駅みたいな飛び抜けた存在でないとただの利用者が少ない駅だからね。
廃線や駅の廃止はこうしたこれまでの人々の営みがくずれ、北海道という身体が「壊死」していくようで気が重くなります。
何もないと言えば何もない駅だけど、お世話になった駅が無くなるのは寂しいなと。
地元が使わないなら仕方ない。
廃線廃駅の時だけは思い出が…と騒ぐが普段使ってないなら騒ぐな。
使わない駅残すんならそれ相当の金を出せばいいですが、誰も金は出さず口だけしか出さないから潰すんですよ。