韓国の半導体輸出が変化し、中国への依存度が低下。台湾とベトナムが急成長し、米中の半導体競争が影響。中国の技術向上が韓国にとっての脅威に。
これまで最大の輸出相手国であった中国への依存度が低下し、台湾やベトナムがその地位を浮上させている。
韓国産業通商資源部と韓国貿易協会のデータによると、2022年の韓国の半導体輸出における中国の割合は33.3%で、2020年の40.2%から6.9ポイントも減少した。
一方で、台湾の割合は6.4%から14.5%に急増し、ベトナムも11.6%から12.9%に増加した。
特に、サムスン電子が中国の工場を閉鎖し、ベトナムに生産を移したことが影響を与えている。
この変化は米中の半導体競争やAI革命によるもので、米国の半導体輸出規制に対抗する形で中国が自国のメモリー企業に投資を行い、半導体自給率を高めたことも要因として挙げられる。
また、AIデータセンターの拡散により高性能半導体の需要が急増しており、特にエヌビディアのAIアクセラレータの需要が高まっている。
韓国のSKハイニックスが生産する広帯域メモリー(HBM)が台湾のTSMCに送られ、最終的にエヌビディアに納品される流れが形成されている。
こうした輸出先の多角化は肯定的な動きであるものの、中国の半導体業界の急成長が韓国の輸出に暗雲をもたらす可能性も懸念されている。
技術水準が向上した中国の企業が韓国企業と競争する構図が見えており、韓国は高級型メモリー市場での優位性を確保する必要があるとの指摘もある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f84b7192a8906e80c141b9c080bcbaa149c78de9
韓国の半導体輸出に関するコメントでは、中国の技術自給率の向上に対する懸念が多く寄せられました。
特に、中国に進出した外国企業が合弁で工場を設立することにより、技術情報が漏れやすくなっているという指摘がありました。
その結果、韓国のサムスンなどが中国で活発に活動していたものの、技術が流出し、外国企業が撤退を余儀なくされるとの意見がありました。
このような状況から、韓国企業は中国との取引を減らすことが良い影響をもたらすと考えられています。
また、台湾向けの半導体輸出が増加したことに対しては、喜びの声がある一方で、韓国の半導体業界の将来に対する不安も見受けられました。
特に、台湾が先端半導体に注力していることが影響しているとの見解もありました。
さらに、中国の半導体自給率の向上に伴い、韓国の中国への輸出が減少したことについても言及され、中国の台頭を示唆するコメントがありました。
韓国の半導体業界が直面する課題は、今後も注目されるテーマとなるでしょう。
ネットコメントを一部抜粋
中国に進出した外国企業は、合弁で進出工場を造らされる。
韓国はサムスンなどが中国で張り切ってしまった。
中国の国産化が始まり、もう用無しの外国企業が居座ったら、今度は逆に嫌がらせをされる。
台湾向けが増加したと?そりゃオメデトウと言うべきか。
韓国の半導体って、すでにオワコンじゃないのか?