ニューヨーク市初の渋滞税導入とその影響

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ニューヨーク市でアメリカ初の「渋滞税」が導入され、交通問題改善と公共交通資金調達を目指しています。反対意見も多く、特にトランプ氏が廃止を表明しています。

要約するとニューヨーク市で、アメリカ初となる「渋滞税」が2023年10月5日に導入されました。

この制度は、悪化する交通問題の改善と公共交通網の整備資金を調達することを目的としています。

対象区域はセントラル・パークの南側で、エンパイア・ステート・ビルディングやタイムズ・スクエア、ウォール街などの主要なエリアが含まれます。

乗用車がピーク時間帯にこの区域に入る場合、1日あたり9ドル(約1400円)、それ以外の時間帯では2.25ドル(約355円)が課金されます。

小型トラックや通勤用バスは14.40ドル(約2270円)、大型トラックや観光バスには21.60ドル(約3400円)が必要です。

この渋滞税は、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事が2年前に提唱しましたが、通勤者や企業からの反発が強く、実施が延期されていました。

昨年6月には、知事が「ニューヨーク市民にとって意図しない影響が大きすぎる」として一時停止を決定していました。

今回の実施に対しては、タクシー運転手団体など多くの反対意見が寄せられています。

特に元大統領ドナルド・トランプ氏が反対を表明し、再び大統領に就任した際には廃止を目指すと宣言しています。

さらに、隣接するニュージャージー州の当局は環境への影響を理由に制度の実施を阻止しようとしましたが、裁判所はその申し立てを却下しました。

交通データ分析会社INRIXによると、ニューヨーク市は昨年、世界で最も渋滞の激しい都市として知られています。

特に、マンハッタンのダウンタウンでは、朝のピーク時に車が時速17キロメートルという低速で走行していたことが報告されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/944ba407fd7a0eecf18972bdf44e99747e0334fd

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