フィンランドとエストニアを結ぶ海底ケーブルがロシアのタンカーによって切断され、NATOの通信を監視していた可能性が浮上。トルコ企業がイタリアの航空機メーカーを買収したことも報告されている。
フィンランドの政府は、この事故がロシアのタンカー「イーグルS号」による意図的なサボタージュによるものである可能性があると考えている。
このタンカーは、ロシアの国際制裁を回避するために活動している「影の艦隊」の一部であり、老朽化した26隻のタンカーの中の一隻である。
フィンランドの捜査当局は、イーグルS号がケーブル切断の際に意図的に速度を落とし、さらに3本のケーブルを損傷したと主張している。
調査の過程で、イーグルS号には先端の監視装備が搭載されており、NATOの通信を監視していたことが明らかになった。
この装備は、無線周波数をモニタリングし、録音したデータをロシアに送信することができるもので、ロシア・トルコ・インド国籍の要員によって運営されていた。
また、イーグルS号と同様の監視システムを持つ別のタンカーも存在し、これらの活動はロシアのスパイ活動の疑いを強めている。
さらに、記事ではトルコの企業バイカルがイタリアの航空機製造会社ピアジオを買収したことも取り上げられており、この取引はトルコの航空宇宙産業の拡大を示すものとされている。
イタリア政府は、国家の安全保障を考慮しながら、バイカルの買収を承認した。
このように、国際的な防衛産業における協業や買収の動きが進む中で、ロシアの影響力や活動への懸念が高まっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4046bd587e1d6db70d3d03945c668aa522b00ca