中国海軍は2024年に空母に注力し、次世代艦の開発を進める一方で、駆逐艦や護衛艦の建造は一時的に停滞しています。
特に、初の空母「遼寧」が現代化を完了し、試験運航を開始したことが強調されています。
また、2隻目の空母「山東」も飛行要員の養成を目的に航海を行っており、これらの空母は主に運用要員の訓練に利用されているとされています。
さらに、中国海軍の注目は3隻目の空母「福建」に移っており、電磁式カタパルトを備えたこの艦は2024年5月に初の海上試験を予定しており、航空機の発進や回収試験も行われる見通しです。
西側の分析家は、中国が次世代空母004型の開発も進めていると指摘しており、これは原子力空母になる可能性があるとされています。
加えて、中国海軍は平甲板型揚陸艦LHDにも多くの投資を行っており、2023年12月には4隻目の075型LHDが進水しました。
2024年には装備設置作業が進められ、さらに新型076型LHDの進水式も行われたことが報告されています。
「四川」と名付けられたこの艦も電磁式カタパルトを持つとされ、2025年中に追加の設備作業が行われる見込みです。
全体的に、中国海軍は空母プログラムに集中しており、駆逐艦や護衛艦の建造は一時的に停滞している状況です。
しかし、米海軍が巡洋艦に分類する055型駆逐艦の進水が続いており、造船所では052型駆逐艦や054B型護衛艦の建造も行われています。
全体として、中国海軍の艦船建造は鈍化しているものの、沿岸警備隊用の警備艦の建造を通じて、建艦ペースを維持していることが示されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f77a026b0949ca4c72005cc14074c38fede4ee63