イギリスのスターマー首相が児童性的搾取問題に対する検察時代の実績を問われ、マスク氏からの非難に反論。彼は被害者支援の強化と起訴件数の増加を主張するが、過去の判断ミスへの責任も問われている。
米富豪イーロン・マスク氏は、スターマー氏が2008年から2013年にかけて公訴局（CPS）のトップを務める中で、組織的な児童性的虐待に対して不十分な対応をしたと非難している。
スターマー氏はこれに対し、自身の検察時代の取り組みを強調し、児童性的虐待の加害者起訴に対して真剣に向き合ったと主張している。
特に、パキスタン系の男性グループによる若い白人少女への性的虐待事件が中心に取り上げられ、2012年に英紙タイムズがロザラムのグルーミング・ギャングについて報じたことがきっかけで、全国的な調査が始まった。
その結果、1997年から2013年までに少なくとも1400人の子供がロザラムで深刻な性的搾取を受けていたことが明らかになった。
スターマー氏は、CPSのトップとして児童性的虐待事件の起訴件数を過去最多にしたと述べ、被害者の声を捜査当局に届けるための取り組みを行ったと強調している。
また、彼の任期中に児童性的虐待に関する指針を改訂し、起訴のハードルを下げたことも評価されている。
しかし、彼に対する直接的な批判は少なく、CPSの過去の判断ミスに対する責任を問う声もある。
スターマー氏は、児童性的搾取事件の起訴件数が増加したことをデータで示し、彼自身の取り組みが重要であったと主張しているが、具体的な起訴件数やその背景についてはまだ不透明な部分が多い。
今後、CPSや政府機関がどのようにこの問題に対処していくのかが注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2111f809faa413f3ccbe58fe022090f35647d29