フィリピンには戦後80年を経ても無国籍の日本人が存在し、国籍回復を求める声が続いています。
彼らは、日本人の親とフィリピン人の母を持つ子どもたちで、戦争によって引き裂かれ、国籍を持たないまま生きてきました。
特にリナパカン島に住むモリネ姉妹は、父が沖縄出身の日本人でありながら、戦後の混乱で父子関係を証明する書類を失い、日本国籍の申請ができずにいます。
彼女たちは日本人であることを隠し、無国籍の状態で生活を余儀なくされました。
国籍を取得したいという願いを持つ彼女たちの背後には、戦争による悲劇が横たわっています。
長年にわたり、フィリピンの残留日本人の国籍回復に取り組む河合弘之弁護士は、319人の国籍回復を実現したものの、依然として多くの人々が無国籍のままです。
日本政府は、フィリピン残留日本人の救済について十分な対応をせず、彼らの存在は政治の中で繰り返し無視されてきました。
94歳の寺岡カルロスさんは、自らの経験を語り、日本政府の無関心に対する憤りを表明しています。
現在、無国籍の状態にある残留日本人は約400人にのぼり、彼らのアイデンティティーや権利を求める声は、80年の歳月を経てもなお消え去ることがありません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3399e082ffdf59235a8c8cb7868139966215c700
フィリピン無国籍日本人に関するコメントは、戦後の日本政府の無関心や、国籍回復の課題に対する疑問が多く寄せられていました。
特に、フィリピンでの日本人の歴史的背景が影響していることが指摘されており、アメリカからの独立を妨げた日本に対する感情が根強いことが伺えました。
コメントの中には、戦後に日本政府がフィリピンに残留した日本人に対して支援を行わなかったことを批判する声があり、現地に残った人々の選択を尊重すべきではないかという意見も見受けられました。
また、DNA鑑定の技術が進歩しているにもかかわらず、日本政府が適切に対応しないことに対する不満も表明されていました。
さらに、国籍を与えることの責任や、他国の外国人に対する支援と比較して、日本人に対する支援が不足しているという意見もありました。
これらのコメントは、フィリピン無国籍日本人の現状を理解し、支援の必要性を強調するものでした。
ネットコメントを一部抜粋
インドネシアはまだ親日的だがフィリピンは異なる。
戦後は日本人は政府を含めては誰も知らぬ振りをしていたということ。
現代はDNA鑑定がある、親戚がいれば99%わかる。
国籍を与えれば責任が生じるから、日本国は見過ごして来たのでしょうか?
なんでもっと早く助けてあげなかったのかねえ。