福岡県私学協会が私立学校の教員の魅力を紹介する動画をYouTubeで公開。教員のやりがいやポジティブな側面を伝え、志望者不足解消を目指す。
この動画は、高校教師の職業に対する魅力ややりがいをテーマにしており、全4本が制作されています。
動画は無料で視聴可能であり、内容は教員が生徒と共に活動する姿を描いています。
公開された動画は、「高校教師の働く魅力①~教科指導編~」、「高校教師の働く魅力②~課外活動編~」、「高校教師の働く魅力③~1つの学校で長く働ける私学の特徴編~」、そして「先生200人に聞いてみました!私学で働く魅力ランキング」の4本です。
特に、最初の3本は教員へのロングインタビューを基にしており、私立学校ならではの課外活動や、転勤がほとんどない特性、さらには生徒との長期的な関わりについて語られています。
また、「先生200人に聞いてみました!」では、実際に教員200人にアンケートを行い、私学で働く魅力をランキング形式でまとめています。
ここでは、私立高校の転勤がないことや、卒業生が訪問してくれることなど、教員としての魅力を具体的なデータで裏付けています。
福岡県私学協会がこの動画を制作した背景には、「私学教員のポジティブな側面」を広く社会に伝え、教員に対する「ブラック」や「過酷」といったネガティブなイメージを払拭し、教員志望者不足という問題に対する解決策を模索する意図があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b5373cfb4bc557857d920f60eeea61bfb09a00a8
私学教員の魅力を伝える動画公開に対するコメントは、私学の待遇や教員のモチベーションに関する様々な意見が集まりました。
多くのコメント者が、私学の待遇が学校によって大きく異なることを指摘し、特に好条件の学校で働くことの意義を強調していました。
一方で、待遇が劣悪な学校では教員のモチベーションが低下し、転職を考える教員も多いことが示されていました。
このような状況は、私立学校全体のイメージにも影響を与えているようです。
また、元教員の方からは、私立学校からの講師の打診があったものの、条件が合わず断った経験が語られ、公立学校と同様に私立学校も教職忌避の影響を受けている可能性があると指摘されていました。
さらに、初任給の高騰や公立教員の劣悪な労働条件についても言及され、教育界全体の問題を浮き彫りにしていました。
最後に、ポジティブな面をアピールするだけでなく、ネガティブな要素を減らす取り組みも重要であるとの意見もあり、私学教員の魅力を高めるためのバランスの取れたアプローチが求められていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
私学はピンキリが激しい。
公立だけでなく私立も教職忌避の影響を受けているのかもしれません。
公立教員はブラックで条件が非常に悪い中、希望者は激減。
ネガティブな要素を減らす取り組みもアピールした方がいいのでは?
私学で働く「やりがい」をPR出来る学校は羨ましいです。