トランプ氏が「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に改名する意向を示し、理由を「我々のものだから」と主張。共和党議員が法案を提出予定。
彼はその理由を「我々のものだから」と主張し、この海域の重要性を強調しました。
メキシコ湾は、北側がアメリカ、南側と南西部がメキシコ、南東部がキューバに接しており、1540年代から「メキシコ湾」という名称が使われてきました。
しかし、トランプ氏は「この場所で仕事をしているのはほとんど我々であり、我々のものだ」とし、アメリカ湾という名称には美しさとふさわしさがあると述べました。
トランプ氏の発言を受けて、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン連邦下院議員は、メキシコ湾の名称変更に関する法案を提出する意向を示しました。
名称変更がアメリカとメキシコ間の海上境界線に影響を及ぼすことはないとされていますが、国際水域はどの国も所有できないため、トランプ氏の主張には限界があります。
また、メキシコ湾の名称変更には数百万ドルの費用がかかる可能性があることも指摘されています。
過去には民主党のスティーブン・ホーランド氏が同様の法案を提出したことがありますが、彼の意図は風刺的なものでした。
さらに、トランプ氏は前回の大統領任期中に原油流出を防ぐための規制を緩和しており、2010年にはメキシコ湾で大規模な原油流出事故が発生しています。
トランプ氏はまた、北米最高峰の山「デナリ」を「マッキンリー」に改名する意向も示しており、これも彼の国名や地名に対する考え方を反映しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/33b8fc16e1b33b89ffb08fe29a9e3f8c4dbbc1f9
トランプ氏が提唱した「アメリカ湾」への改名計画について、ネット上ではさまざまな意見が交わされました。
多くのコメントは、アメリカの国際的な立場や安全保障に対する懸念を表明していました。
特に、アメリカが自国中心の外交政策を進めることで、国際法秩序が損なわれ、これまで築いてきた日米同盟や国際関係が脅かされるのではないかと心配する声が多く見られました。
また、アメリカのこのような行動が、中国やロシアと同じ論理で動くことを懸念し、周辺国からの侵略の誘発につながる可能性についても言及されていました。
さらに、日本も独自の防衛力を強化すべきであり、核武装を含めた重武装国家への転換が必要だとの意見がありました。
一方で、トランプ氏の発言が支持者に向けたパフォーマンスであるとの見方や、彼の発言がもたらす影響についての懸念もありました。
トランプ氏の提案は、単なる名称変更ではなく、歴史の改竄や領域支配の宣言と捉えられており、これに対して強い反発があったことも特徴的でした。
全体として、トランプ氏の方針がもたらす国際的な影響や、日本の未来に対する懸念が色濃く表れていました。