企業の初任給引き上げが進行中。明治安田生命やファーストリテイリングが新入社員の給与を大幅に増額し、獲得競争が激化しています。
明治安田生命は、2025年度の初任給を24万円から27万円に引き上げ、固定残業代を含めると実質的な月給は33万2000円に達します。
この金額は、大手金融機関の中で最高水準となり、業界全体に影響を与える可能性があります。
さらに、ファーストリテイリングも新入社員の初任給を33万円に設定し、これにより年収が500万円以上に増加する見込みです。
また、三井住友銀行も2026年4月から新卒社員の初任給を30万円に引き上げる方針を示しています。
これらの動きは、求人市場における人手不足を背景に、新入社員の確保を目指す企業の戦略の一環として位置付けられます。
特に、金融業界は競争が激しく、優秀な人材を確保するための施策として、給与の引き上げが重要な要素となっています。
こうした初任給の上昇は、労働市場全体に影響を及ぼし、今後の雇用環境にも変化をもたらすことが予想されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/45ed96783f4e6d237b6917c693fafac44c902cbc
新入社員の初任給引き上げが進む中で、既存社員との給与格差や育成の難しさが多くのコメントで指摘されました。
新卒の賃金が高くなることで、長年勤めてきた中堅社員やベテラン社員の不満が高まる可能性があり、これが職場の雰囲気や士気に影響を与えると懸念されていました。
また、企業の人手不足が背景にあるため、新卒優遇策が短期的な解決策に過ぎないとの意見もありました。
さらに、新入社員が入社後に企業にどのように扱われるかが重要であり、初任給だけではなく、昇給やキャリアの魅力が求められるとも述べられました。
全体的には、新卒だけでなく、既存社員の待遇も見直す必要があるとの声が多く、企業はバランスの取れた人事政策を考えるべきとの意見が強調されていました。
特に、賃金が上がることで既存社員のモチベーションが下がる懸念や、若者の経済的な不安を解消するための支援が必要であるとの意見もありました。
最終的に、企業が持続可能な成長を目指すためには、全社員の待遇改善が不可欠であるとの結論に至ったコメントが多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
優秀な在籍社員は既に金銭面などで優遇されているかもですけど。
新入社員の賃金アップは大賛成ですが、長年勤めた社員も同様に賃金アップをしないと不公平です。
新社員の家賃負担軽減が効果的だと思います。
初任給が高いだけでは意味がなく、昇給やキャリアの魅力が必要です。
新卒だけ上げる場合、既存社員は納得しません。