ジミー・カーター元大統領の国葬が行われ、歴代大統領が参列。党派対立の中での「休戦」を象徴する場面も見られた。
要約すると昨年末に100歳で亡くなったジミー・カーター元米大統領の国葬が、ワシントンのワシントン大聖堂で行われました。
参列者にはバイデン大統領、トランプ次期大統領、歴代の正副大統領、各国の指導者が含まれ、日本からは菅義偉元首相が出席しました。
バイデン氏は弔辞でカーター氏の退任後の慈善活動や人道支援への尽力を称賛し、政治に流されず世界に奉仕する姿勢を評価しました。
カーター氏は党派を超えた友情を築いており、故フォード元大統領の弔辞もその証左として読み上げられました。
国葬は、米国の深刻な党派対立の一時的な「休戦」を演出する場ともなり、トランプ氏とオバマ元大統領が談笑する様子が見られました。
しかし、トランプ氏と対立するペンス氏はトランプ夫妻と握手を交わす一方で、ハリス副大統領はトランプ氏との接触を避け、冷ややかな雰囲気が漂いました。
カーター氏の遺体は連邦議会議事堂に安置され、数万人が弔問に訪れた後、故郷のジョージア州に移送されました。
カーター氏は1977年に第39代大統領に就任し、イスラエルとエジプトの国交正常化や米中関係の構築に寄与しましたが、イラン革命後の人質事件や経済問題に苦しみ、1980年の大統領選で敗北しました。
彼の平和的な紛争解決や人道支援の取り組みは高く評価され、2002年にはノーベル平和賞を受賞しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/04ba6075155d8cc452baf9c623edfbda03d6aea4