司法問題を総選挙の争点にすべき理由とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

衆議院選挙が迫る中、最高裁判所の国民審査が重要なテーマであるにも関わらず、選挙の争点として取り上げられていないことが問題視されています。弁護士の伊藤真氏は、司法制度の根本的な欠陥や冤罪問題について議論し、国民の理解を促す必要性を訴えています。

要約すると衆議院選挙が迫る中、弁護士の伊藤真氏は、最高裁判所の国民審査が重要なテーマであるにもかかわらず、選挙の争点として取り上げられていないことを憂慮している。

国民審査は、裁判官に対する一般市民の唯一の意思表示の手段であるが、その制度には根本的な欠陥が存在する。

具体的には、審査対象となるのは新任の裁判官に限られ、任官から3年以下の者ばかりであるため、実績や判断材料が乏しい。

これにより、国民は裁判官を信任するか不信任するかを決める際、十分な情報がない状態で判断を迫られることになる。

さらに、最高裁の裁判官は一度審査を受けると次回は10年後まで審査を受けないため、実質的に多くの裁判官が再審査を受けることはない。

伊藤氏は、この制度の改善が急務であり、毎年全裁判官を審査対象とすることで国民の信任を得るべきだと主張する。

また、現在の日本の司法制度には、冤罪や警察・検察の権力濫用といった深刻な問題が存在し、これに対する議論が選挙公約に含まれていないことは、政治の無関心を示している。

特に、警察や検察による証拠の捏造や隠蔽、厳しい取り調べに関する問題は、国際的にも指摘されており、早急な改善が求められている。

伊藤氏は、司法問題が選挙の争点にならない理由として、票にならないからだと指摘し、国民の正義観や認識の欠如も影響していると述べる。

選挙の際に司法問題を取り上げることが少ない背景には、政治家が分かりやすいテーマを優先する傾向があるためであり、司法の問題に真剣に取り組む政治家は少ない。

今回の総選挙は、日本の司法制度の問題が浮き彫りになる中で行われており、国民がその重要性を認識することが求められている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/abb5f0237e863fc4cce371f2126a4aee85c42baf

ネットのコメント

コメントでは、司法問題を総選挙の重要な争点にするべきだという意見が多く寄せられていました。

特に、最近の最高裁判事の任命に関して、判例や経歴の情報が乏しく、国民が適切に審査できない状況が問題視されていました。

多くのコメントが、弁護士が取り調べに同席しないことが冤罪を生む原因となっていると指摘し、政治家には法律を改正し、この問題を解消する責任があると強調されていました。

さらに、国民審査の制度自体に対しても疑問が呈され、例えば、現在の10年ごとの審査制度を見直し、より頻繁に全裁判官を審査することが求められました。

具体的には、最高裁判所の裁判官の任命に関する歴史的背景や、国会同意人事の導入についての意見も交わされ、制度の実効性を高めるための議論が行われました。

また、裁判官の公報が意見の分かれた判決を避ける傾向があることも指摘され、国民が正しく判断するための情報の透明性が求められました。

司法制度の改革に関する具体的な提案や、政治家がこの問題に対してどのような行動を取るべきかについての期待も表明されていました。

このように、コメントは司法問題が政治において重要な議題であることを強調し、具体的な改善策を求める声が多く見られました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 今回6人中3人が最高裁判事になったばかりで…と判断材料となる判例が無いのだが
  • 政治家には既存の枠を超えて活動して欲しい。

  • 改善すべき点は簡単で、10年に1回などというルールを撤廃し、毎年15人全員を審査対象にすればいいだけのことだ。

  • 国民審査公報は裁判官自身が書くのだが意見が別れた判決は避けて全員一致の判決だけ書く裁判官もいますね。

  • 最近の司法は問題があり過ぎる、特に検察の捜査は粗さが目立つし推定無罪が原則の法廷も…。

関連URL

2024年最新!総選挙のニュースに関するまとめ

2024年最新!衆議院選挙のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。