早稲田大学が入試形態を大幅に変更し、数学を必須科目にする。受験生の減少リスクを抱えつつ、東京圏出身者の割合が増加し、地域間の受験格差が広がっている。
2025年から、数学が必須科目となり、これにより受験生の減少というリスクを抱えることになる。
早稲田の「バンカラ」なイメージは過去のものとなり、現在の入学者の大半は首都圏出身者で、私立中高一貫校からの進学者が増加している。
現役入学率は8割を超え、一般入試の割合は30年間で80%から55%に減少している。
特に東京圏出身者の割合は、2009年度の63%から2024年度には76%に上昇し、内部進学を含めると80%近くに達する見込みだ。
このような地域間の受験格差が広がる中、合格者数は減少傾向にあり、2012年度のピーク時には2万2192人だったが、最近では1万5000人前後で推移している。
高い授業料や下宿費用が地方からの進学を難しくしている要因とされ、私立大学の平均授業料は95万円を超え、国立大学の約2倍である。
受験生の間での難関私大のイメージでは、早稲田が最上位に位置し、慶應が僅差で続くという結果が示されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7cf86695c02e9e01c822a2488a4ecb7c87cdacac
早稲田大学の入試改革に関するネットのコメントは、数学必須化に対する賛否やその影響について多様な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、数学を文系学部にも導入することが学生の質を高めると評価され、論理的思考力の重要性が強調されていました。
特に、数学的思考が社会での実務にも役立つとの意見が多く、受験生が数学を学ぶことで将来的に得られるメリットが指摘されています。
一方で、AO入試の基準が曖昧であることや、経済的な格差が受験生の機会に影響を与えるとの懸念もありました。
特に、AO入試を通じて得られるキャリア形成が家庭の経済状況に左右されることが問題視され、入試制度の公平性が問われています。
さらに、受験生の減少が国力に影響を及ぼす可能性や、優秀な学生を確保するための入試制度の見直しが求められているとの意見もありました。
また、早稲田大学がグローバルな人材を育成しようとする意欲や、教育機関としての立ち位置の変革についても触れられ、大学の入試制度が教育の質にどう影響するかという点が議論されていました。
全体的に、早稲田大学の入試改革は受験生や社会にとって重要なテーマであり、今後の動向に注目が集まっています。
ネットコメントを一部抜粋
文系学部の数学必須化に関しては、間違いなく学生の質を高めることに繋がると思う。
AOの基準もあいまいですが、家庭によってはAOを勝ち取るため、小学6年の頃から子供のキャリア作りに熱心な親も実在します。
数学を文系学部に入れるのは、賛成。
数学が盛り込まれて本当に良かったと思う。
数学必須化は非常に素晴らしい方針だと思う。