NECとbiomyが提携し、デジタルパソロジー領域の解析プラットフォームを開発。がん患者の個別化医療を推進する。
要約すると日本電気株式会社(NEC)と株式会社biomyは、デジタルパソロジー領域における解析プラットフォームの開発と拡大に向けて提携を結びました。
この提携は、がん患者の個別化医療を推進し、医療業界の発展に寄与することを目的としています。
現在、個別化医療は患者の体質や病気の特徴に基づいて治療法を選択するアプローチが広がっており、特にがん患者においては、病理医が顕微鏡で観察を行い、病変の良悪やがんの種類を判断する病理診断が重要です。
最近では、デジタル病理画像をAIで解析することで、個別化医療に役立つ病理学的バイオマーカーの探索が進められています。
NECはAI技術と医療情報システムの提供において豊富な経験を持ち、biomyはAIを駆使したクラウドベースの解析プラットフォーム「DeepPathFinder」を展開しています。
このプラットフォームは、AIが自動でデジタル病理画像を解析し、細胞種別や組織種別を判定する機能を持ち、治療効果や予後に関する特徴を定量化することも可能です。
両社は、病理画像解析を用いて新規病理学的バイオマーカーを探索する体制を強化し、製薬企業やアカデミア向けにサービスを提供することを目指しています。
特に、がん治療においては、病理画像から得られるデータを基に患者の病気の特徴を把握し、治療方針の策定を支援することが期待されています。
今後、両社は次世代の病理解析プラットフォームを開発し、医療現場での活用を通じて個別化医療の実現に向けて取り組む予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c8e778046c3f051e1ec5e3ad30e2852ea060461