日銀の氷見副総裁が賃上げ動向を前向きと評価し、利上げの可能性を示唆。市場では利上げ期待が高まり、長期金利が上昇。経済情勢に注目が集まる。
特に、2025年度の賃上げ動向については「昨年と比べて前向きなものが多い」との見解を示し、現時点で利上げを躊躇させる要素はないと強調しました。
金融市場では日銀の早期利上げ期待が高まり、政策金利を0.25%から0.5%に引き上げる可能性が議論されています。
氷見氏は、経済や物価の見通しを総合的に評価することが重要だとしつつも、追加利上げの可能性を示唆しました。
特に、円安が物価に与える影響や、輸入コスト上昇による物価上振れリスクに対する警戒感も表明しました。
さらに、2025年の春闘に対しては、前年に続いて強い結果を期待できると述べ、世界経済の不確定要素として「トランプリスク」についても言及しました。
市場では、氷見氏の発言が「タカ派色が強い」と受け止められ、長期金利は約13年9カ月ぶりの高水準に達しました。
円相場は強含み、日経平均株価は4営業日続落して取引を終えました。
バークレイズ証券のエコノミストは、追加利上げは3月と予想しつつも、トランプ政権の政策に関する不確実性が解消されれば、1月会合での利上げも十分あり得ると分析しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/778ec03bfb2f934a4e861a13e59ba1f97f3a88fd
日銀副総裁が賃上げに前向きな姿勢を示したことを受け、利上げ期待が高まるとの報道に対して、ネット上では日本経済に対する懸念が多く表明されていました。
特に、円安が進行し、物価が上昇している現状に対する不安が強く、生活者の切実な思いが伝わってきました。
多くのコメントが、賃上げよりもまず円安を止めるべきだという意見で一致しており、企業の賃上げ決定に対する期待感が薄れている様子が伺えました。
また、利上げが景気回復に寄与するのか、逆に冷え込むのではないかという懸念もありました。
特に不景気の中での利上げに対する批判が目立ち、過去の金融政策の失敗や、政府の経済戦略に対する疑問も多く寄せられました。
さらに、企業の早期退職募集が急増していることから、個々の企業の経営者の責任を超えた問題として捉えられていることも印象的でした。
このように、日銀の政策が生活者に与える影響についての関心が高まっていたことが、コメントから読み取れました。
ネットコメントを一部抜粋
生活者は企業が決める賃上げ云々よりも先に円安値上げを止めてくれの切実なる思い。
利上げは悪手である。
日本景気は現状冷え込んでいる。
そもそも大規模金融緩和で利上げできる経済・物価状況を実現できなかったのが問題。
不景気の最中この様に利上げへの地ならし報道。
利上げで円安とまるだろうか?普通に日本売りだろう。