石破首相が提唱する「アジア版NATO」は、東アジアの安全保障を強化するための新たな枠組みだが、核保有国の不足や台湾の孤立など、実現には多くの課題がある。
現在、東アジアはロシアや中国、北朝鮮といった権威主義国家に囲まれており、特に北朝鮮はミサイル攻撃を続けているため、日本の安全保障が脅かされている。
このような背景の中、石破首相は集団的安全保障の仕組みを構築する必要性を訴えている。
NATO（北大西洋条約機構）は、冷戦時代にソ連の脅威に対抗するために結成された軍事同盟であり、加盟国が互いに防衛を約束することで、外敵からの侵略を防ぐ成功例とされている。
冷戦の終結後、NATOは旧ソ連圏の国々を吸収し、ロシアを共通の敵として結束を強化してきた。
しかし、東アジアにはそのような集団的安全保障の仕組みが存在しない。
石破首相の提案する「アジア版NATO」つまりNPTO（北太平洋条約機構）の設立は、いくつかの課題に直面する。
第一に、アメリカ以外の核保有国が存在しない点が挙げられる。
日本、韓国、フィリピン、台湾、オーストラリアはいずれも核を保有しておらず、集団的安全保障を成立させるための核抑止力が不足している。
第二に、台湾は国際的に孤立しており、アメリカや日本、韓国との国交がないため、集団的安全保障の枠組みに組み込むことが難しい。
このような状況を踏まえ、石破首相の提唱する「アジア版NATO」が実現可能かどうかは、今後の国際情勢や各国の協力関係に大きく依存することになる。
日本の平和を維持するために、どのような安全保障政策が求められるのか、引き続き注目が集まる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ec56d32d7659cadc47ea148755ff256d09519fc3
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ネットコメントを一部抜粋
加盟国への攻撃に対して自動参戦する必要があるので、専守防衛などと言っている現状では実現不可能でしょう。
東西南の中国と国境を接している国々で定期的な会合の場を設けることが必要かと思います。
アジア版NATOみたいなものが、数年という短期に出来るものではないし、そんな事は当の石破さんもよくわかってる。
アジア版NATOでなくとも日本は韓国、台湾、オーストラリア、フイリピン等を含めた有事の際の同盟国をつくることは必要である。
理想はよいが無理だと思う。
あまりに文化や生活レベルが違いすぎる。