阪神大震災のモニュメントに新たに2人の名前が追加され、犠牲者の名前は5070人に。遺族は生きた証を残せたことを喜んでいる。
要約すると阪神大震災の犠牲者を追悼する「慰霊と復興のモニュメント」において、16日に新たに2人の名前が追加され、これにより犠牲者の名前は5070人に達しました。
新たに追加されたのは、兵庫県尼崎市で自宅が倒壊し20歳で亡くなった松久保愛香さんと、震災翌月に心臓発作で亡くなった清水豊子さんです。
これまで毎年12月に行われていた追加式は、震災から30年が経過したことや遺族の高齢化を考慮し、今後は希望者が現れた際に追加を行う方針に変更されます。
松久保さんの銘板を取り付けたのは、母の喜代子さんで、体力的な理由から追悼の場に訪れることが難しくなったため、今回の追加を希望しました。
喜代子さんは、娘の生きた証を残せたことに感謝の気持ちを表し、「入れてもらってよかったね」と微笑みました。
一方、清水さんの弟、芳春さんは、姉の優しさを振り返りながら、追加が姉のためになったことに晴れやかな気持ちを抱いていると語りました。
これらの名前の追加は、震災の記憶を風化させず、犠牲者の存在を未来へとつなげる重要な意味を持っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0271f9d53fd3335e45b91cad5e9cf59236ff2887