日本半導体製造装置協会が2025年度の需要予測を発表。販売高は4.6兆円に達し、中国市場のウエートは減少する見込み。
要約すると日本半導体製造装置協会(SEAJ)は、2025年度における日本製半導体製造装置の需要予測を発表しました。
この予測によると、販売高は前年度比5%増の4兆6590億円に達する見込みです。
特に、AI(人工知能)関連半導体の需要が押し上げ要因として期待されています。
さらに、26年度には同10%増の5兆1249億円に達するとの予測も示されています。
会見を行ったSEAJの河合利樹会長は、中国市場のウエートがここ2年間で40%台で推移しているが、2025年には30%台に減少すると説明しました。
最終的には25~30%程度に落ち着くと見込まれています。
この背景には、AI搭載のスマートフォンやパソコンのアプリケーションの増加があり、相対的に中国の市場シェアは低下するとしています。
さらに、2024年度の日本製半導体製造装置の販売高は同20%増の4兆4371億円が見込まれています。
これは、中国市場からの持続的な投資に加え、AI関連を中心にメモリーへの投資が回復しているためです。
また、フラットパネルディスプレー(FPD)製造装置の販売高も、24年度に同30%増の3351億円、25年度には同3%増の3451億円、26年度には同10%増の3796億円と予想されています。
このように、日本の半導体製造装置市場は、AI関連の需要増加や中国市場のシェア低下といった要因により、今後も成長が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f314861043e5e25aba9dc3668a6041919f1fd343