ホンダは2030年までに150億円を人材投資し、ソフトウエアと電動化分野での人材確保やリスキリングを強化します。競争が激化する中、グローバル競争力を高めるための施策です。
要約するとホンダは、2030年までに約150億円を人材投資に充てることを発表しました。
この投資は、ソフトウエア・ディファインド・ビークル（SDV）や生成AIなどのソフトウエア分野、さらに電動化に関連する人材確保やリスキリング（再教育）に活用される予定です。
特に、電動化やSDVにおいては中国メーカーをはじめとする競争が激化しており、ホンダはこれらの分野での人材拡充を進め、グローバル市場での競争力を強化しようとしています。
現在、ホンダは年間1300人程度を中途採用しており、その約60%がソフトウエアや電動化関連の人材です。
2030年までの5年間で、これらの注力分野の人材採用を同規模かそれ以上に拡大する計画です。
ソフトウエア人材の確保のためには、2026年初頭に東京都内に新たな拠点を設ける予定で、採用活動を広げる方針です。
具体的な場所や人数はまだ公表されていませんが、コーポレート管理本部の安田啓一人事統括部長は、東京の拠点が手狭になっているため、新たな場所の確保が必要であると述べています。
また、ホンダは今春に大阪市北区にソフトウエア開発拠点を開設する予定で、東京以外でも人材確保を進めています。
リスキリングに関しては、これまで国内従業員を対象にeラーニングプログラムを提供し、3万人が受講しました。
今後は約8万人の海外従業員も対象に受講人数を増やす考えです。
これにより、ホンダは技術革新に対応できる人材を確保し、競争力を高めることを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b0d64c7d87aa3c4221d8e38ac52a136cdc1461b0